ビデオソフトの時代 ⑤
- 2017/04/16
- 08:24
1984年(昭和59年)1月、バンダイ フロンティア事業部から『ダロス』が発売されました。これがオリジナルビデオアニメ第一号です。
そもそも、この『ダロス』という作品は、元々はテレビシリーズのための企画でした。しかし放映枠もほぼ決まっていたのに、放映中の前の番組が好調で延長が決定したため、企画が宙に浮くことになりました。そこで全3部のビデオソフト化となったのです。
余談ですが、この好調の作品とは、葦プロの『魔法のプリンセス ミンキーモモ』だったようです。そんな流れもあったのでしょうか、バンダイ提供の魔法少女の制作は、次作の『クリーミーマミ』からは、スタジオぴえろが担うことになりました。
『ダロス』は、発表順も変わっていました。最初に第2部を発売するという、変則的なリリースだったのです。これは、迫力ある戦闘シーンやアクションの多い第2部を先に出して、アニメファンにアピールする狙いがあったそうです。この試みは、セールスも好調で成功しました。
メインスタッフは、原作に『科学忍者隊ガッチャマン』の総監督だった鳥海永行さん。監督は『うる星やつら』で注目されていた押井守さん、キャラクターデザインと作画監督には『ニルスのふしぎな旅』の岡田敏晴さん。そしてアクション作画は、山下将仁さんが担当されました。
『うる星やつら』でも、金田伊功さん系の炸裂する作画を手掛けてきた山下さんの参加により、『ダロス』の戦闘シーンは、この当時アニメファンの間でも話題になりました。
セールスも好調だったのでしょう。本来この『ダロス』は3部構成だったのですが、第3部は前後編に分けられ、結局全4巻まで発売されることになりました。(つづく)

バンダイエモーション『ダロス』「ダロス破壊指令」、
「リメンバー・バーソロミュー」、「望郷の海に起つACTⅠ」、「望郷の海に起つ(後編)ACTⅡ」
ジャケットは天野嘉孝さんのイラストです
そもそも、この『ダロス』という作品は、元々はテレビシリーズのための企画でした。しかし放映枠もほぼ決まっていたのに、放映中の前の番組が好調で延長が決定したため、企画が宙に浮くことになりました。そこで全3部のビデオソフト化となったのです。
余談ですが、この好調の作品とは、葦プロの『魔法のプリンセス ミンキーモモ』だったようです。そんな流れもあったのでしょうか、バンダイ提供の魔法少女の制作は、次作の『クリーミーマミ』からは、スタジオぴえろが担うことになりました。
『ダロス』は、発表順も変わっていました。最初に第2部を発売するという、変則的なリリースだったのです。これは、迫力ある戦闘シーンやアクションの多い第2部を先に出して、アニメファンにアピールする狙いがあったそうです。この試みは、セールスも好調で成功しました。
メインスタッフは、原作に『科学忍者隊ガッチャマン』の総監督だった鳥海永行さん。監督は『うる星やつら』で注目されていた押井守さん、キャラクターデザインと作画監督には『ニルスのふしぎな旅』の岡田敏晴さん。そしてアクション作画は、山下将仁さんが担当されました。
『うる星やつら』でも、金田伊功さん系の炸裂する作画を手掛けてきた山下さんの参加により、『ダロス』の戦闘シーンは、この当時アニメファンの間でも話題になりました。
セールスも好調だったのでしょう。本来この『ダロス』は3部構成だったのですが、第3部は前後編に分けられ、結局全4巻まで発売されることになりました。(つづく)

バンダイエモーション『ダロス』「ダロス破壊指令」、
「リメンバー・バーソロミュー」、「望郷の海に起つACTⅠ」、「望郷の海に起つ(後編)ACTⅡ」
ジャケットは天野嘉孝さんのイラストです
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