ビデオソフトの時代 ⑨
- 2017/05/14
- 07:51
アニメファンに人気の高いマンガのアニメ化では、『うる星やつら』の高橋留美子さんによる『るーみっくワールド 炎トリッパー』や、しげの修一さんの『バリバリ伝説』。新谷かおるさんの『エリア88』、岡崎つぐおさんの『ジャスティ』などがありました。
『るーみっくワールド』では、以降『PART2 ザ・超女』、『PART3 笑う標的』も続けて出されました。
『バリバリ伝説』は、アニメファンというより原作ファンにより受け入れられた作品かもしれません。アニメ誌などでは当時それほど話題になりませんでしたが、二巻目も制作されました。
この頃はレンタルビデオ店の顧客でも、ディープなアニメファンだけでなくライトな層もアニメ作品を視聴するようになっていました。
そんな一般客層を狙ったオリジナルビデオアニメも、多数企画されました。史村翔さん原作、しもさか勉さん画の『酎ハイれもん』や小林まことさん原作の『ホワッツ・マイケル?』。新田たつおさんの『静かなるドン』、そして小池一夫さん原作、叶精作さん画の『魔物語 愛しのベティ』などです。
この一般向け路線最大のヒット作といえば、『湘南爆走族』でしょう。
原作は吉田聡さんの『少年キング』人気連載です。通常は主人公たちの日々の生活を描く、明るく楽しいエピソードが多かったのですが、時々連作として発表される長編がどれも味わい深いものでした。その青春群像を原作から逸脱することなく描いたアニメ版は、原作ファン、そしてアニメファンにも幅広く支持され、以降7巻まで制作されました。
ヒットした原作をただアニメ化するだけでは、ファンは納得しないものです。原作の世界を理解し、よりアニメならではの表現にできれば、アニメファンだけでなく一般にまで支持層が拡がることを『湘南爆走族』の成功は証明していたのでしょう。(つづく)

『湘南爆走族5 青ざめた暁』発売時のチラシ
クライマックスの火影と江口の対決シーンはシビれました
『るーみっくワールド』では、以降『PART2 ザ・超女』、『PART3 笑う標的』も続けて出されました。
『バリバリ伝説』は、アニメファンというより原作ファンにより受け入れられた作品かもしれません。アニメ誌などでは当時それほど話題になりませんでしたが、二巻目も制作されました。
この頃はレンタルビデオ店の顧客でも、ディープなアニメファンだけでなくライトな層もアニメ作品を視聴するようになっていました。
そんな一般客層を狙ったオリジナルビデオアニメも、多数企画されました。史村翔さん原作、しもさか勉さん画の『酎ハイれもん』や小林まことさん原作の『ホワッツ・マイケル?』。新田たつおさんの『静かなるドン』、そして小池一夫さん原作、叶精作さん画の『魔物語 愛しのベティ』などです。
この一般向け路線最大のヒット作といえば、『湘南爆走族』でしょう。
原作は吉田聡さんの『少年キング』人気連載です。通常は主人公たちの日々の生活を描く、明るく楽しいエピソードが多かったのですが、時々連作として発表される長編がどれも味わい深いものでした。その青春群像を原作から逸脱することなく描いたアニメ版は、原作ファン、そしてアニメファンにも幅広く支持され、以降7巻まで制作されました。
ヒットした原作をただアニメ化するだけでは、ファンは納得しないものです。原作の世界を理解し、よりアニメならではの表現にできれば、アニメファンだけでなく一般にまで支持層が拡がることを『湘南爆走族』の成功は証明していたのでしょう。(つづく)

『湘南爆走族5 青ざめた暁』発売時のチラシ
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