『ゲッターロボ』ミニカード 山勝版の謎②

　『ゲッターロボ』は、１９７５年（昭和５０年）５月に終了しますが、同時間帯枠で『ゲッターロボＧ』がスタートします。ゲッターチーム三人のうちベンケイが武蔵に替わり、３機のマシンと主役ロボットも刷新しました。

　ミニカードも、この『ゲッターロボＧ』のカードまで合わせると、各社合計しても１０００枚以上が発売されています。
　しかも『ゲッターロボ』シリーズのミニカードは、異種カードや番号欠番、番号印字ナシなど難関が続出しますので、コンプリートに至るにはなかなか難しいものでした。　

　私も、これまで古物店や古書店などの店頭で、コツコツと探してきました。１９９０年代には、特撮研究家でライダーカード蒐集家の堤哲哉さんの東池袋にあったお店「えむぱいや」にもよく通いました。

　堤さんは、アニメにも詳しい方ですので、店長の高橋さってさんとともに、『ゲッターロボ』などのミニカードについても分からないことをいろいろ教えてもらえました。

　裏の文字印刷が青色の山勝カードは初期の分のみ二種ありますが、番号の丸の大きさで見分けがつくので、他の二社より比較的分かりやすいと思っていました。
　確かに４８番までは、裏に印刷された番号の丸が大きいものと小さいもので絵柄の違う二種があります。それ以降は、番号の丸が小さいほうだけが続いているとされていました。

　６０番代くらいまで番号の丸の大きさは同じ小さいものですが、絵柄の違う二種類存在するものがあることが、そのうち分かってきました。今のところ異種カードは、５６、５９、６２、６３の４枚が手元にあります。

　子どもの頃『ゲッターロボ』のミニカードと出会ってから、もう４０年以上経ちます。コレクションを再開した今も穴だらけで、全く揃えられていません。ただミニカードを手にすると、毎週放送をワクワクして待っていた頃の気持ちも甦ります。

　今後もコンプリートができるかどうか分かりませんが、このままのんびり探し続けるのも悪くないと思っています。（了）

　
山勝版『ゲッターロボ』の異種カード
５６、５９、６２、６３　の異種です。