アニメ絵本の魅力③
- 2017/08/01
- 00:04
駄菓子屋の当て物は、だいたいが毎回ハズレばかりでした。ですが、たまに残りわずかになったクジの中で、特賞や一等賞でお目当ての商品が残っていることもありました。
好きなテレビまんがの絵本や、ソフビ人形などです。そんな時は、後先のことなど考えずに、持っているおこずかいをつぎ込んで全部クジを引きました。
そうやって手に入れた絵本やソフビ人形などは、今でも家のどこかに残っています。駄菓子屋のおばちゃんからは、小学校高学年になっていた自分に「アンタもおかしな子だね。こんな子ども向けのものが、まだ欲しいんかい」と苦笑しながら、ディスプレイの台紙から取り外して渡してくれました。確かに恥ずかしい気持ちもありましたが、当時はとても嬉しい戦利品でした。
特にアニメ作品の絵本は、セル画を使用してくれることが多く、この頃からアニメの絵が欲しかった私にとっては、大事なアイテムでした。
なにせこの当時の『テレビマガジン』や『テレビランド』など子供向けのテレビ雑誌は、戦車や戦艦などのプラモデルの箱絵のようなリアルなイラストばかりでした。アニメーション本編のフィルムやセル画を使用してくれることは、滅多になかったのです。
ましてや、子供向けの雑誌ですから、新兵器だとか、新たな敵のロボットとか、敵のボスの正体などの記事ばかりです。アニメーターが描いたキャラクターの絵を紹介してくれることも、ほとんどありませんでした。
アニメブーム以降は、アニメ雑誌などでもキャラクター設定をそのまま掲載することが当たり前になりました。ですが、この当時はキャラ設定自体が紹介されることもありませんでしたから、子どもたちはその存在すら知らなかったのです。(つづく)

当時の出版物に使用された『ゲッターロボG』のリアルなイラスト
好きなテレビまんがの絵本や、ソフビ人形などです。そんな時は、後先のことなど考えずに、持っているおこずかいをつぎ込んで全部クジを引きました。
そうやって手に入れた絵本やソフビ人形などは、今でも家のどこかに残っています。駄菓子屋のおばちゃんからは、小学校高学年になっていた自分に「アンタもおかしな子だね。こんな子ども向けのものが、まだ欲しいんかい」と苦笑しながら、ディスプレイの台紙から取り外して渡してくれました。確かに恥ずかしい気持ちもありましたが、当時はとても嬉しい戦利品でした。
特にアニメ作品の絵本は、セル画を使用してくれることが多く、この頃からアニメの絵が欲しかった私にとっては、大事なアイテムでした。
なにせこの当時の『テレビマガジン』や『テレビランド』など子供向けのテレビ雑誌は、戦車や戦艦などのプラモデルの箱絵のようなリアルなイラストばかりでした。アニメーション本編のフィルムやセル画を使用してくれることは、滅多になかったのです。
ましてや、子供向けの雑誌ですから、新兵器だとか、新たな敵のロボットとか、敵のボスの正体などの記事ばかりです。アニメーターが描いたキャラクターの絵を紹介してくれることも、ほとんどありませんでした。
アニメブーム以降は、アニメ雑誌などでもキャラクター設定をそのまま掲載することが当たり前になりました。ですが、この当時はキャラ設定自体が紹介されることもありませんでしたから、子どもたちはその存在すら知らなかったのです。(つづく)

当時の出版物に使用された『ゲッターロボG』のリアルなイラスト
- テーマ:懐かしいアニメ作品
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:アニメグッズ
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