アニメ絵本の魅力⑫
- 2017/12/10
- 10:32
幾分駆け足気味でしたが、アニメ絵本の変遷を振り返ってきました。
何故、70年代はアニメ絵本があれほど魅力だったのでしょう、
少なくとも私にとっては、アニメの絵がそのまま手に入ることが一番でした。
まだまだハイビジョンや高画質などという言葉もなく、テレビ受像機もブラウン管の頃です。各局を選ぶにもリモコンもなく、本体に付いたチャンネルをガチャガチャ回て見たい番組を探すのが日常でした。もちろん、解像度もあまり良くない時代です。絵本は発色の良い印刷でしたから、作品本来の鮮やかな画面の色彩が分かったということも理由のひとつだったかもしれません。
しかも当時は、家庭用VTRデッキなど録画機器もまだ無かった時代でした。放送を見逃すと、次に再放送があるまでもう見ることができないのです。
セル画が出版物などに掲載される機会も極端に少なく、当時の子どもたちは駄菓子屋のプロマイドやミニカードくらいしか、テレビと同じ絵を手に入れることが出来ませんでした。
そんな時代に、幼児向けとはいえB5版サイズの本で、見開きで大きなアニメの絵を見ることが出来たのですから、大変ありがたいグッズだったのです。
今では、DVDやブルーレイなどで、作品そのものを手に入れることができます。
しかしそんな子どもの頃の感動を忘れられないこともあり、私は当時のアニメ絵本をいまだに手放すことができないのです。(了)

ひかりのくに刊『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』絵本第2巻

第2巻の裏表紙と使用されたセル画
何故、70年代はアニメ絵本があれほど魅力だったのでしょう、
少なくとも私にとっては、アニメの絵がそのまま手に入ることが一番でした。
まだまだハイビジョンや高画質などという言葉もなく、テレビ受像機もブラウン管の頃です。各局を選ぶにもリモコンもなく、本体に付いたチャンネルをガチャガチャ回て見たい番組を探すのが日常でした。もちろん、解像度もあまり良くない時代です。絵本は発色の良い印刷でしたから、作品本来の鮮やかな画面の色彩が分かったということも理由のひとつだったかもしれません。
しかも当時は、家庭用VTRデッキなど録画機器もまだ無かった時代でした。放送を見逃すと、次に再放送があるまでもう見ることができないのです。
セル画が出版物などに掲載される機会も極端に少なく、当時の子どもたちは駄菓子屋のプロマイドやミニカードくらいしか、テレビと同じ絵を手に入れることが出来ませんでした。
そんな時代に、幼児向けとはいえB5版サイズの本で、見開きで大きなアニメの絵を見ることが出来たのですから、大変ありがたいグッズだったのです。
今では、DVDやブルーレイなどで、作品そのものを手に入れることができます。
しかしそんな子どもの頃の感動を忘れられないこともあり、私は当時のアニメ絵本をいまだに手放すことができないのです。(了)

ひかりのくに刊『科学忍者隊ガッチャマンⅡ』絵本第2巻

第2巻の裏表紙と使用されたセル画
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