資料収集のきっかけとなった本④
- 2018/01/28
- 10:13
まだアニメブーム以前の1970年代。テレビアニメは“テレビまんが”と言われ、特撮と一緒の括りのお子様向けでしかありませんでした。
もちろんLPだって、BGM集なんてものはありません。アニメや特撮ものを集めた各番組の主題歌集や、せいぜい挿入歌を集めたものでした。
余談ですが、この当時は『ウルトラマン』『仮面ライダー』なども「特撮」とは言わず、「ヒーローもの」とか「実写もの」などと呼ばれていた記憶があります。
さて、いくらアニメ好きで子どもの頃から見ていると言っても、どんなアニメがいつ頃放映されたのかなど、放映時期もそんなに正確には覚えていません。
テレビアニメだったらなんでも知りたいと思っていましたので、そのようなリストがあれば、といつも思っていました。
この頃はアニメ関連の書籍といっても、子ども向けの絵本などしかありませんでした。
例外は、朝日ソノラマが出していた、『宇宙戦艦ヤマト』のハードカバー版ノベライズの全3冊くらいでした。ようやく劇場版『宇宙戦艦ヤマト』が公開され、ロマンアルバムなどのムックが発刊されたくらいです。
ですが、それはあくまで一作品に限ってのことで、年齢の高い当時のティーンエイジャー向けにテレビアニメ全般を網羅する出版物では、『月刊マンガ少年増刊 TVアニメの世界』が初といえるものだったのです。(つづく)
『月刊マンガ少年増刊 TVアニメの世界』目次
目次を見ても当時ワクワクした気持ちを思い出します。
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