資料収集のきっかけとなった本⑦
- 2018/03/04
- 10:00
『月刊マンガ少年増刊 TVアニメの世界』の中でも目をひいたのは、巻末の「出張版ファントーシュ」という記事でした。
どうやら休刊中の『ファントーシュ』というアニメ専門誌があったようで、その再刊準備の特集でした。当時は雑誌内雑誌などという企画も分からなかったので、少々不思議に思いました。
元々『ファントーシュ』は取次会社の扱いではなかったため、一部の書店以外には配本がなかったようです。そのため地方在住だった当時では、出会う機会もありませんでした。
その後、雑誌の文通で知り合った人たちにバックナンバーを譲っていただくことができました。飛び飛びの号でしたが、なんとか読むことが出来たのは『TVアニメの世界』を入手した翌年くらいでした。
『ファントーシュ』は、1975年(昭和50年)10月の創刊でしたので、アニメブームの3年位前からアニメ専門誌があったことは驚きでした。
内容は、テレビアニメというよりもアニメーション全般を取り上げる、まさに「アニメーション専門誌」を志向したものでした。正直単なるアニメファンの自分には、いささかハイブロウで、戸惑いも少々ありました。
ただ、杉本五郎さんのアニメの歴史を辿る連載や、森卓也さんのディズニー作品の紹介などの記事は新鮮で、自分のまだまだ知らないアニメの世界への扉を開けてくれたと思います。
また、森やすじさんや手塚治虫さん、大塚康生さん、月岡貞夫さんのコメントなどが読め、誌面を通じてこの方々がより身近に感じられたのはうれしいことでした。
2号の松本零士さんと手塚治虫さん、3号の前田康生さん、5号の出崎統さんのインタビュー記事や、5号の森康二さん特集からは、アニメファンとしても刺激を受けました。
もっともっとこれらの方々のお話を聞きたい(読みたい)とも、思っていました。(つづく)

ファントーシュ編集室刊『季刊ファントーシュ』第1号と第5号
どうやら休刊中の『ファントーシュ』というアニメ専門誌があったようで、その再刊準備の特集でした。当時は雑誌内雑誌などという企画も分からなかったので、少々不思議に思いました。
元々『ファントーシュ』は取次会社の扱いではなかったため、一部の書店以外には配本がなかったようです。そのため地方在住だった当時では、出会う機会もありませんでした。
その後、雑誌の文通で知り合った人たちにバックナンバーを譲っていただくことができました。飛び飛びの号でしたが、なんとか読むことが出来たのは『TVアニメの世界』を入手した翌年くらいでした。
『ファントーシュ』は、1975年(昭和50年)10月の創刊でしたので、アニメブームの3年位前からアニメ専門誌があったことは驚きでした。
内容は、テレビアニメというよりもアニメーション全般を取り上げる、まさに「アニメーション専門誌」を志向したものでした。正直単なるアニメファンの自分には、いささかハイブロウで、戸惑いも少々ありました。
ただ、杉本五郎さんのアニメの歴史を辿る連載や、森卓也さんのディズニー作品の紹介などの記事は新鮮で、自分のまだまだ知らないアニメの世界への扉を開けてくれたと思います。
また、森やすじさんや手塚治虫さん、大塚康生さん、月岡貞夫さんのコメントなどが読め、誌面を通じてこの方々がより身近に感じられたのはうれしいことでした。
2号の松本零士さんと手塚治虫さん、3号の前田康生さん、5号の出崎統さんのインタビュー記事や、5号の森康二さん特集からは、アニメファンとしても刺激を受けました。
もっともっとこれらの方々のお話を聞きたい(読みたい)とも、思っていました。(つづく)

ファントーシュ編集室刊『季刊ファントーシュ』第1号と第5号
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