資料収集のきっかけとなった本⑭
- 2018/04/22
- 07:33
40年前の中学生の頃は、まだ地方在住でアニメ業界にもなんのコネも伝手もない、ただのアニメファンでした。
その後、大学入学を機に上京し、資料探しに本格的に精を出し始めるのも、今までご紹介した出版物との出会い、そして杉山卓さんや大塚康生さんによって書かれたあとがきの影響も大きかったと思います。
上京したのは、1983年(昭和58年)です。その頃は、『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『機動戦士ガンダム』のように、アニメブーム全体を牽引するような新作はありませんでした。
ただ、バラエティに富む作品が出ており、折からのOVAブームもあって活況になっていた時期でもありました。
アニメショップのセル画販売会などで知り合った人たちも、こちらがセル画ではなく原画や動画を集めてることを話すと快く協力を申し出てくれ、いろいろな作品の資料を探したり融通してもらえたことも良い思い出です。
まだ、まんだらけや神保町の中野書店などのまんが古書店でも、アニメ関係の資料は販売されることは滅多にありませんでした。それでも定点観測のつもりで足しげく通い、アニメ雑誌のバックナンバーや制作資料などを地道に探していました。
杉山卓さんの『テレビアニメ全集①』、『テレビアニメ全集②』(もちろんその後出版された③巻もです)、そして大塚康生さんの『作画汗まみれ』は自分にとって大きなものでした。
その後、随分立って杉山卓さんにお会いできた際、杉山さんの著書である『テレビアニメ全集』と『東映動画長編アニメ大全集』に影響を受けたことをお話し、お礼の気持ちをお伝えすることが出来ました。
最初はファンとして、単純に自分の好きな作品の資料が欲しかっただけでした。ただ、これらの出版物と出会ったことで、より明確に好きだった作品の記録や資料、証言を出来るだけ残していきたい、という思いが強くなっていったのです。
重要な道しるべとなった、杉山卓著『テレビアニメ全集』と大塚康生著『作画汗まみれ』という書籍には、心から感謝しています。(了)

秋元文庫『テレビアニメ全集』①②③
徳間書店アニメージュ文庫『作画汗まみれ』
その後、大学入学を機に上京し、資料探しに本格的に精を出し始めるのも、今までご紹介した出版物との出会い、そして杉山卓さんや大塚康生さんによって書かれたあとがきの影響も大きかったと思います。
上京したのは、1983年(昭和58年)です。その頃は、『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『機動戦士ガンダム』のように、アニメブーム全体を牽引するような新作はありませんでした。
ただ、バラエティに富む作品が出ており、折からのOVAブームもあって活況になっていた時期でもありました。
アニメショップのセル画販売会などで知り合った人たちも、こちらがセル画ではなく原画や動画を集めてることを話すと快く協力を申し出てくれ、いろいろな作品の資料を探したり融通してもらえたことも良い思い出です。
まだ、まんだらけや神保町の中野書店などのまんが古書店でも、アニメ関係の資料は販売されることは滅多にありませんでした。それでも定点観測のつもりで足しげく通い、アニメ雑誌のバックナンバーや制作資料などを地道に探していました。
杉山卓さんの『テレビアニメ全集①』、『テレビアニメ全集②』(もちろんその後出版された③巻もです)、そして大塚康生さんの『作画汗まみれ』は自分にとって大きなものでした。
その後、随分立って杉山卓さんにお会いできた際、杉山さんの著書である『テレビアニメ全集』と『東映動画長編アニメ大全集』に影響を受けたことをお話し、お礼の気持ちをお伝えすることが出来ました。
最初はファンとして、単純に自分の好きな作品の資料が欲しかっただけでした。ただ、これらの出版物と出会ったことで、より明確に好きだった作品の記録や資料、証言を出来るだけ残していきたい、という思いが強くなっていったのです。
重要な道しるべとなった、杉山卓著『テレビアニメ全集』と大塚康生著『作画汗まみれ』という書籍には、心から感謝しています。(了)

秋元文庫『テレビアニメ全集』①②③
徳間書店アニメージュ文庫『作画汗まみれ』