あのアニメインタビューシリーズがついに書籍化
- 2018/04/29
- 10:24
『まんだらけZENBU』の連載「アニメーション・インタビュー」が、ついに書籍化されます。『伝説のアニメ職人(クリエーター)たち』(まんだらけ出版部)として、5月発売が決定しました。
「アニメーション・インタビュー」シリーズは、1999年(平成11年)12月発売の『まんだらけZENBU』5号からスタートしました。
そもそもは同誌が『ルパン三世』特集をするということで、その一環として第2シリーズを作画監督として支えられた北原健雄さんにお話いただきました。
こちらが好評だったこともあり、次号から連載という形で、現在まで19年もの間続いています。
これまで81名ものアニメのレジェンドたちから、お話をうかがってきました。その中で、初期の頃にご登場いただき反響の多かった方々のお話が第1巻にまとめられます。
戦前からのアニメーターで、長年にわたって東映動画長編作品を支え続けられたベテランアニメーター、大工原章さん。同じく戦前から独学でアニメーションを学ばれ、戦後は韓国に渡られ『黄金バット』や『妖怪人間ベム』を現地でスタッフを養成しながら制作された森川信英さん。円谷英二さんや大石幾雄さんの薫陶を受け、特撮もアニメも自在にこなされた人気マンガ家でピープロ社長だった、うしおそうじ(鷺巣富雄)さん。元劇画家で、『宇宙戦艦ヤマト』のアニメーションディレクターとして知られる石黒昇さん。華麗なキャラクターとド迫力な作画で海外でも人気を誇る荒木伸吾さん。『科学忍者隊ガッチャマン』や『宇宙の騎士テッカマン』など、タツノコシリアスSF作品の総監督で作家でもある、鳥海永行さん。『新ルパン三世』や『シティーハンター』の作画監督としておなじみの北原健雄さん。そして『あしたのジョー』や、『超電磁ロボ コン・バトラーV』など長浜忠夫さんの「ロマンロボ・シリーズ」でおなじみの金山明博さん。など、いずれ劣らぬアニメのレジェンドたち8名が勢ぞろいです。
皆さんアニメ史を語る上で重要な人物ばかりですが、残念ながら金山さん以外は、この19年の間に亡くなっておられます。ですが本書の中では、それぞれの方々のお話しぶりがしっかりと息づいていて、再読しましたがその当時のお姿が今も伝わってくるようにも感じました。
今回は単行本化に際し、金山さんに新たにお話をうかがったインタビューも特別収録しています。
他にも、それぞれの取材時の思い出を「取材後日譚」として新たに書き下ろし、巻末に本誌のインタビューリストも掲載しました。解説には、アニメーション研究家の五味洋子さんをお迎えしています。
書籍『伝説のアニメ職人(クリエーター)たち』第1巻は、5月に中野サンプラザで行われる「大まん祭」にて先行販売され、全国書店やアマゾンなどのネット書店でも5月末には発売されます。
これまで連載中、応援してくださった多くの皆さまには心より感謝申し上げます。ご感想や応援、そして励ましが力になっておりました。
よろしければ、この機会に改めてアニメのレジェンドたちの貴重な証言をお読みいただけましたら幸いです。

『伝説のアニメ職人(クリエーター)たち』第1巻(まんだらけ出版部刊)
「アニメーション・インタビュー」シリーズは、1999年(平成11年)12月発売の『まんだらけZENBU』5号からスタートしました。
そもそもは同誌が『ルパン三世』特集をするということで、その一環として第2シリーズを作画監督として支えられた北原健雄さんにお話いただきました。
こちらが好評だったこともあり、次号から連載という形で、現在まで19年もの間続いています。
これまで81名ものアニメのレジェンドたちから、お話をうかがってきました。その中で、初期の頃にご登場いただき反響の多かった方々のお話が第1巻にまとめられます。
戦前からのアニメーターで、長年にわたって東映動画長編作品を支え続けられたベテランアニメーター、大工原章さん。同じく戦前から独学でアニメーションを学ばれ、戦後は韓国に渡られ『黄金バット』や『妖怪人間ベム』を現地でスタッフを養成しながら制作された森川信英さん。円谷英二さんや大石幾雄さんの薫陶を受け、特撮もアニメも自在にこなされた人気マンガ家でピープロ社長だった、うしおそうじ(鷺巣富雄)さん。元劇画家で、『宇宙戦艦ヤマト』のアニメーションディレクターとして知られる石黒昇さん。華麗なキャラクターとド迫力な作画で海外でも人気を誇る荒木伸吾さん。『科学忍者隊ガッチャマン』や『宇宙の騎士テッカマン』など、タツノコシリアスSF作品の総監督で作家でもある、鳥海永行さん。『新ルパン三世』や『シティーハンター』の作画監督としておなじみの北原健雄さん。そして『あしたのジョー』や、『超電磁ロボ コン・バトラーV』など長浜忠夫さんの「ロマンロボ・シリーズ」でおなじみの金山明博さん。など、いずれ劣らぬアニメのレジェンドたち8名が勢ぞろいです。
皆さんアニメ史を語る上で重要な人物ばかりですが、残念ながら金山さん以外は、この19年の間に亡くなっておられます。ですが本書の中では、それぞれの方々のお話しぶりがしっかりと息づいていて、再読しましたがその当時のお姿が今も伝わってくるようにも感じました。
今回は単行本化に際し、金山さんに新たにお話をうかがったインタビューも特別収録しています。
他にも、それぞれの取材時の思い出を「取材後日譚」として新たに書き下ろし、巻末に本誌のインタビューリストも掲載しました。解説には、アニメーション研究家の五味洋子さんをお迎えしています。
書籍『伝説のアニメ職人(クリエーター)たち』第1巻は、5月に中野サンプラザで行われる「大まん祭」にて先行販売され、全国書店やアマゾンなどのネット書店でも5月末には発売されます。
これまで連載中、応援してくださった多くの皆さまには心より感謝申し上げます。ご感想や応援、そして励ましが力になっておりました。
よろしければ、この機会に改めてアニメのレジェンドたちの貴重な証言をお読みいただけましたら幸いです。

『伝説のアニメ職人(クリエーター)たち』第1巻(まんだらけ出版部刊)
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