手塚治虫さんの画稿、海外で高額落札(その1)
- 2018/05/20
- 10:11
パリで5月5日に行われたオークションに手塚治虫さんの『鉄腕アトム』の2色原稿1ページが出品され、26万9400ユーロ(3500万円)で落札されたそうです。6日の新聞などによると、当初の落札予想価格の約6倍だったとのこと。
古くからのマンガファンでしたら、マンガ古書店やオークションなどで、これまでも『アトム』など手塚治虫さんの生原稿やサイン色紙などが出されていたことを覚えている方も多いでしょう、
有名な作品や、おなじみのキャラクターの登場するシーン、そしてカラーの画稿だったりすると落札価は何十万円以上と高騰するのが常でしたが、それでもここまでの金額を入れる方がいるとは驚きでした。
さすがは手塚治虫さんということで、海外でもここまでの額をつけられると流石にもう手は出せませんが、その功績に対する評価と考えるとちょっとうれしくもなります。
最近セル画の世界でも、これまで人気のあった『マジンガーZ』や『機動戦士ガンダム』、『ドラゴンボール』に加え、『UFOロボ グレンダイザー』や『聖闘士星矢』、『キャプテン翼』などの作品の落札価格も高騰しているようです。もしかしたら、こちらも海外のファンの方なのかもしれません。
これまでWEB上でも、個人のコレクションのセル画を公開するサイトを運営している海外のファンもいました。国内よりも入手することが難しいのに、海外でその努力を続けられていることには頭が下がります。
ただこのようなニュースが出ると、今後マンガだけでなく原画やセル画などアニメの制作素材にも、海外のオークション専門会社が目をつけてくるかもしれません。そうなると、ますますかつての浮世絵のように高値が付けられ、アニメの制作素材が海外へ流出していくことも考えられます。
実際に、海外でも人気の高いジブリ作品のセル画や原画などは、すでにそのような動きもあるようです。(つづく)

5月6日(日曜)記事の掲載された毎日新聞
古くからのマンガファンでしたら、マンガ古書店やオークションなどで、これまでも『アトム』など手塚治虫さんの生原稿やサイン色紙などが出されていたことを覚えている方も多いでしょう、
有名な作品や、おなじみのキャラクターの登場するシーン、そしてカラーの画稿だったりすると落札価は何十万円以上と高騰するのが常でしたが、それでもここまでの金額を入れる方がいるとは驚きでした。
さすがは手塚治虫さんということで、海外でもここまでの額をつけられると流石にもう手は出せませんが、その功績に対する評価と考えるとちょっとうれしくもなります。
最近セル画の世界でも、これまで人気のあった『マジンガーZ』や『機動戦士ガンダム』、『ドラゴンボール』に加え、『UFOロボ グレンダイザー』や『聖闘士星矢』、『キャプテン翼』などの作品の落札価格も高騰しているようです。もしかしたら、こちらも海外のファンの方なのかもしれません。
これまでWEB上でも、個人のコレクションのセル画を公開するサイトを運営している海外のファンもいました。国内よりも入手することが難しいのに、海外でその努力を続けられていることには頭が下がります。
ただこのようなニュースが出ると、今後マンガだけでなく原画やセル画などアニメの制作素材にも、海外のオークション専門会社が目をつけてくるかもしれません。そうなると、ますますかつての浮世絵のように高値が付けられ、アニメの制作素材が海外へ流出していくことも考えられます。
実際に、海外でも人気の高いジブリ作品のセル画や原画などは、すでにそのような動きもあるようです。(つづく)

5月6日(日曜)記事の掲載された毎日新聞
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