『無敵鋼人ダイターン3』 祝 放映開始40周年
- 2018/06/09
- 07:16
2018年6月3日は、富野善幸(現・由悠季)監督の『無敵鋼鉄人ダイターン3』の放映開始から40周年になります。
今から40年前の1978年(昭和53年)6月3日にスタートしました。『無敵超人ザンボット3』に続く、日本サンライズのオリジナル第2作です。
第1話でいきなり赤いスーツを着こなした主人公・破嵐万丈と三条レイカ、ビューティー・タチバナという美女二人が活躍する幕開けは、ロボット物なのに粋で洒落ていて衝撃的でした。万丈を演じた鈴置洋孝さんの声も、颯爽とした主人公にピッタリでした。
塩山紀生さんのデザインもアダルトな雰囲気で、他のロボットアニメとは、一味違ったのです。
放映当時、前作『ザンボット3』の主人公以外が全部死んでしまうラストがあまりに衝撃的でしたので、今度はどんな作品になるのかドキドキしてチャンネルを合わせました。
第1話「出ました! 破嵐万丈」の作画監督は中村一夫さんで、鉛筆の独特のタッチが入る劇画調の絵や洒落た会話もキマっていて魅力的でした。説明は省かれていたましたが、なによりその描き出された世界に魅了されたのです。
翌週放送された、第2話「コマンダー・ネロスの挑戦」は、スタジオZの作画でした。金田伊功さんたちによるアクションシーンは、とても格好よく一話とはまた違った迫力がありました。
絵的に劇画調を極めた第1話、そして究極のアクション作画の第2話、この初回の2つのエピソードで『ダイターン3』にハマったファンも多かったと思います。
その後も一話完結でストーリーは続きますが、ギャリソン時田も加わってその軽妙なやりとりも毎回楽しいものでした。その中でも少しずつ万丈の過去の話などが語られ、スタジオZの作画が印象的な12話「遥かなる黄金の星」では、その一端が明かされます。
また作画監督でも、加藤茂さんや佐々門信芳さん、重塚我子などの名義を使われた湖川友謙さん、只野泰彦名義の安彦良和さんなど、豪華メンバーが参加され、それも楽しみのひとつでした。
個人的には、主人公側のキャラクターデザインを担当された塩山さんの作画が見たかったのですが、それも最終回でようやく実現しました。最終回は物語の終わりらしいエピソードでしたが、塩山さんによるシリアスな万丈たちの作画は、物語の緊迫感にもふさわしく見ごたえがありました。
どんなに明るいヒーローであっても、その影には様々なものを背負っている。そんな複雑な人物像を、一話完結のストーリーの中で見事に描き出してくれた富野監督に、当時のアニメファンは魅せられていました。そして、次に富野監督が手掛けた作品があの『機動戦士ガンダム』だったのです。
『ダイターン3』放映開始から40年を迎え、毎週夕方の放映に間に合わせるため学校から急いで帰っていた頃を思い出しました。

『無敵鋼人ダイターン3』原画と動画です。
1話の万丈の作画は格好良くキマってました。
今から40年前の1978年(昭和53年)6月3日にスタートしました。『無敵超人ザンボット3』に続く、日本サンライズのオリジナル第2作です。
第1話でいきなり赤いスーツを着こなした主人公・破嵐万丈と三条レイカ、ビューティー・タチバナという美女二人が活躍する幕開けは、ロボット物なのに粋で洒落ていて衝撃的でした。万丈を演じた鈴置洋孝さんの声も、颯爽とした主人公にピッタリでした。
塩山紀生さんのデザインもアダルトな雰囲気で、他のロボットアニメとは、一味違ったのです。
放映当時、前作『ザンボット3』の主人公以外が全部死んでしまうラストがあまりに衝撃的でしたので、今度はどんな作品になるのかドキドキしてチャンネルを合わせました。
第1話「出ました! 破嵐万丈」の作画監督は中村一夫さんで、鉛筆の独特のタッチが入る劇画調の絵や洒落た会話もキマっていて魅力的でした。説明は省かれていたましたが、なによりその描き出された世界に魅了されたのです。
翌週放送された、第2話「コマンダー・ネロスの挑戦」は、スタジオZの作画でした。金田伊功さんたちによるアクションシーンは、とても格好よく一話とはまた違った迫力がありました。
絵的に劇画調を極めた第1話、そして究極のアクション作画の第2話、この初回の2つのエピソードで『ダイターン3』にハマったファンも多かったと思います。
その後も一話完結でストーリーは続きますが、ギャリソン時田も加わってその軽妙なやりとりも毎回楽しいものでした。その中でも少しずつ万丈の過去の話などが語られ、スタジオZの作画が印象的な12話「遥かなる黄金の星」では、その一端が明かされます。
また作画監督でも、加藤茂さんや佐々門信芳さん、重塚我子などの名義を使われた湖川友謙さん、只野泰彦名義の安彦良和さんなど、豪華メンバーが参加され、それも楽しみのひとつでした。
個人的には、主人公側のキャラクターデザインを担当された塩山さんの作画が見たかったのですが、それも最終回でようやく実現しました。最終回は物語の終わりらしいエピソードでしたが、塩山さんによるシリアスな万丈たちの作画は、物語の緊迫感にもふさわしく見ごたえがありました。
どんなに明るいヒーローであっても、その影には様々なものを背負っている。そんな複雑な人物像を、一話完結のストーリーの中で見事に描き出してくれた富野監督に、当時のアニメファンは魅せられていました。そして、次に富野監督が手掛けた作品があの『機動戦士ガンダム』だったのです。
『ダイターン3』放映開始から40年を迎え、毎週夕方の放映に間に合わせるため学校から急いで帰っていた頃を思い出しました。

『無敵鋼人ダイターン3』原画と動画です。
1話の万丈の作画は格好良くキマってました。
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