思い出される偉大な原作者、梶原一騎さん その1
- 2018/06/23
- 11:29
梶原一騎さんが、1987年(昭和62年)に亡くなられて31年が経ちます。
『巨人の星』(作画/川崎のぼる)、『タイガーマスク』(作画/辻なおき)、『あしたのジョー』(作画/ちばてつや)、『空手バカ一代』(作画/つのだじろう、影丸譲也)、『柔道一直線』(作画/永島慎二、斎藤ゆずる)、『侍ジャイアンツ』(作画/井上コウ)、『柔道賛歌』(作画/貝塚ひろし)、『赤き血のイレブン』(作画/園田光慶)、『愛と誠』(作画/ながやす巧)……。
1970年代に子ども時代を過ごしたマンガ世代でしたら、誰でも一度は梶原作品にハマったことがあることでしょう。
私もその一人です。『巨人の星』や『あしたのジョー』、『タイガーマスク』など、アニメを入り口にして原作に出会い、その面白さに引き込まれました。
熱い血潮に燃える主人公たち、次々と襲い掛かる数々の困難。それを克服しもがきながらも成長していくヒーロー像は、どれも輝いていました。波乱のストーリーの中で前進しようとする姿は格好よく、より身近にも感じていました。
『少年マガジン』で連載中だった『愛と誠』や、つのだじろうさんから影丸城也さんに交替した『空手バカ一代』などを読みつつ、古書店では新書判コミックスの『巨人の星』や『ハリス無段』(作画/吉田竜夫)、『夕焼け番長』など、旧作も探していました。
『ハリス無段』は絶版になっていましたが吉田竜夫作品でもあったので、秋田書店のサンデーコミックスを探し回っていました。ようやく古書店で見つけることが出来たときのうれしさは、今でも忘れられません。
一読してその面白さに引き込まれ、ゆっくり味わって読みたいのに先が気になって結局、どんどんページをめくって一気に読んだことを覚えています。サンデーコミックス版の3巻では未完でしたが、ずっと先が気になってました。その後、連載の掲載誌も探して、完結まで読み終えることが出来ました。
今では復刻されていますのですぐ読むことが出来ますが、あの頃は単行本化されないと読むのも一苦労でした。
そして忘れもしない中学生の頃、毎日新聞の日曜版読書面で『劇画一代』の連載が始まったのです。(つづく)

秋田書店サンデーコミックス『ハリス無段』1巻と3巻
吉田さんの絵も乗っていて、今も好きな作品です。
『巨人の星』(作画/川崎のぼる)、『タイガーマスク』(作画/辻なおき)、『あしたのジョー』(作画/ちばてつや)、『空手バカ一代』(作画/つのだじろう、影丸譲也)、『柔道一直線』(作画/永島慎二、斎藤ゆずる)、『侍ジャイアンツ』(作画/井上コウ)、『柔道賛歌』(作画/貝塚ひろし)、『赤き血のイレブン』(作画/園田光慶)、『愛と誠』(作画/ながやす巧)……。
1970年代に子ども時代を過ごしたマンガ世代でしたら、誰でも一度は梶原作品にハマったことがあることでしょう。
私もその一人です。『巨人の星』や『あしたのジョー』、『タイガーマスク』など、アニメを入り口にして原作に出会い、その面白さに引き込まれました。
熱い血潮に燃える主人公たち、次々と襲い掛かる数々の困難。それを克服しもがきながらも成長していくヒーロー像は、どれも輝いていました。波乱のストーリーの中で前進しようとする姿は格好よく、より身近にも感じていました。
『少年マガジン』で連載中だった『愛と誠』や、つのだじろうさんから影丸城也さんに交替した『空手バカ一代』などを読みつつ、古書店では新書判コミックスの『巨人の星』や『ハリス無段』(作画/吉田竜夫)、『夕焼け番長』など、旧作も探していました。
『ハリス無段』は絶版になっていましたが吉田竜夫作品でもあったので、秋田書店のサンデーコミックスを探し回っていました。ようやく古書店で見つけることが出来たときのうれしさは、今でも忘れられません。
一読してその面白さに引き込まれ、ゆっくり味わって読みたいのに先が気になって結局、どんどんページをめくって一気に読んだことを覚えています。サンデーコミックス版の3巻では未完でしたが、ずっと先が気になってました。その後、連載の掲載誌も探して、完結まで読み終えることが出来ました。
今では復刻されていますのですぐ読むことが出来ますが、あの頃は単行本化されないと読むのも一苦労でした。
そして忘れもしない中学生の頃、毎日新聞の日曜版読書面で『劇画一代』の連載が始まったのです。(つづく)

秋田書店サンデーコミックス『ハリス無段』1巻と3巻
吉田さんの絵も乗っていて、今も好きな作品です。
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