新刊『日本懐かしカード大全』に注目!
- 2018/06/30
- 09:14
ライダーカード研究家・堤哲哉さんの久しぶりの新刊『日本懐かしカード大全』(辰巳出版株式会社)が出版されました。
「日本懐かし大全」シリーズは、自販機や10円ゲーム、カセットテープ、ガチャガチャ、おまけ、アイスなど、1970年代昭和文化の一ジャンルにスポットをあてる人気シリーズです。
私も、写真満載のこのシリーズは好きで、結構購入してきました。
そして、ついにミニカードを特集した『日本懐かしカード大全』が出たのです。タイトルこそ「カード大全」となっていますが、あの懐かしいミニカードのオンパレードです。
しかも著者がライダーカード研究の第一人者である堤哲哉さんですから、内容もかなり充実しています。
ミニカードの起源となるカルビー「仮面ライダーカード」から始まり、『ウルトラマンA』、『変身忍者嵐』のTVスナックのカード。同じくカルビーの『マジンガーZ』カード。
空前のミニカード・ブームに誘発され参入した食品メーカー、カンロやシスコ、和泉せんべい、ロッテ、カバヤ食品などが発行したおまけミニカード。
そして、駄菓子屋系のた山勝、丸昌、天田など各社が販売した『ゲッターロボ』や『デビルマン』、『宇宙戦艦ヤマト』、『鋼鉄ジーグ』などの紹介と、盛りだくさんでした。
コラムでは、ミニカード以前のシールやガムのさや紙、5円ブロマイド、書店売りの「ワールドスタンプブック」、そして無版権のパチものカードまで紹介されています。
これまであまり取り上げられる機会の少なかったアニメ系のカードや、当時のカードがついたお菓子のパッケージも掲載されているところも注目です。
『ミラーマン』、『突撃ヒューマン』、『サンダーマスク』など、特撮系の珍しいカードも全種類ではありませんがカラーで紹介されています。
これだけ盛りだくさんの内容ですから、それぞれのカードの詳細なデータまでは収録できなかったことも分かります。コンプリートを目指している熱心なコレクターにとっては、満足できないかもしれません。
ですが、あの時代のミニカードの世界が1冊に濃縮された本の出版です。
本書のページをめくりながら、これらを集めるためにオマケカードに一喜一憂したり、駄菓子屋に通っていた頃を懐かしく思い出しました。
子ども時代にミニカードを集めていた人には、おすすめしたい一冊です。

堤哲哉著『日本懐かしカード大全』(辰巳出版刊)
「日本懐かし大全」シリーズは、自販機や10円ゲーム、カセットテープ、ガチャガチャ、おまけ、アイスなど、1970年代昭和文化の一ジャンルにスポットをあてる人気シリーズです。
私も、写真満載のこのシリーズは好きで、結構購入してきました。
そして、ついにミニカードを特集した『日本懐かしカード大全』が出たのです。タイトルこそ「カード大全」となっていますが、あの懐かしいミニカードのオンパレードです。
しかも著者がライダーカード研究の第一人者である堤哲哉さんですから、内容もかなり充実しています。
ミニカードの起源となるカルビー「仮面ライダーカード」から始まり、『ウルトラマンA』、『変身忍者嵐』のTVスナックのカード。同じくカルビーの『マジンガーZ』カード。
空前のミニカード・ブームに誘発され参入した食品メーカー、カンロやシスコ、和泉せんべい、ロッテ、カバヤ食品などが発行したおまけミニカード。
そして、駄菓子屋系のた山勝、丸昌、天田など各社が販売した『ゲッターロボ』や『デビルマン』、『宇宙戦艦ヤマト』、『鋼鉄ジーグ』などの紹介と、盛りだくさんでした。
コラムでは、ミニカード以前のシールやガムのさや紙、5円ブロマイド、書店売りの「ワールドスタンプブック」、そして無版権のパチものカードまで紹介されています。
これまであまり取り上げられる機会の少なかったアニメ系のカードや、当時のカードがついたお菓子のパッケージも掲載されているところも注目です。
『ミラーマン』、『突撃ヒューマン』、『サンダーマスク』など、特撮系の珍しいカードも全種類ではありませんがカラーで紹介されています。
これだけ盛りだくさんの内容ですから、それぞれのカードの詳細なデータまでは収録できなかったことも分かります。コンプリートを目指している熱心なコレクターにとっては、満足できないかもしれません。
ですが、あの時代のミニカードの世界が1冊に濃縮された本の出版です。
本書のページをめくりながら、これらを集めるためにオマケカードに一喜一憂したり、駄菓子屋に通っていた頃を懐かしく思い出しました。
子ども時代にミニカードを集めていた人には、おすすめしたい一冊です。

堤哲哉著『日本懐かしカード大全』(辰巳出版刊)
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