アレサ・フランクリンに感謝
- 2018/08/29
- 22:39
8月16日に、「クイーン・オブ・ソウル」アレサ・フランクリンが、デトロイトのご自宅で亡くなりました。76歳で、すい臓癌で闘病中だったそうです。
アレサ・フランクリンといえば、グラミー賞を18回受賞した誰もが知るレジェンド・シンガーです。
私も高校時代、ラジオから聞こえてきた「I SAY A LITTLE PRAYER」に魅かれ、ベスト盤を買いました。「THINK」や「CHAIN OF FOOLS」、「A NATURAL WOMAN」、オーティス・レデイングのカバー「RESPECT」など、どれもが好きな曲でした。
その頃、ソウルミュージックでは、アトランティック系のスタックスやVOLTなど南部のサザンソウル系と、北部のモータウンやフィリーなど洗練された曲調が主流でしたが、アレサは、その両方のスタイルもさらっと自分のものにしてしまう素晴らしいシンガーでした。
元々、デトロイトの大きな教会の牧師の娘さんでしたから、その佇まいは優雅で気品も感じられました。ゴスペルにも幼少から親しんでいたので、ディープな歌唱法も堂にいっており、アトランティックでのR&B系の曲も凛とした歌声が魅力的でした。
以前聞いたことがあるエピソードでは、若かりし頃、南部のマッスル・ショールズ・スタジオの録音に出向いた際、現地ミュージシャンにお尻を軽くはたかれ、それにショックを受けた彼女は録音がまだ一曲しか済んでいなかったの飛び帰ったそうです。常にプライドを持ち続けていた、アレサらしいエピソードだと思いました。
1980年代に出たテンプテーションズとフォー・トップスのビデオ『The Temptations and FourTops』でも、フォー・トップスのゲストとしてアレサは出演しています。私は、フォー・トップスもお気に入りのアーティストでしたので、アレサが出てくれているのは、うれしい驚きでした。
ピアノを前にしたアレサを囲み、リードボーカルのリーヴァイ・スタッブスは、アレサの即興のピアノに合わせて見事に「I Want Be With You」をデュエットします。二人のリラックスした雰囲気は、普段からの仲の良さが感じられました。
日本で有名なのは、映画『ブルースブラザーズ』です。食堂内でブルースブラザースバンドをバックに歌い踊る『シンク』のシーンはインパクトがありました。
ド迫力の歌唱で、夫役のマット・ギター・マーフィーに迫るアレサは南部の肝っ玉母さんそのものでしたが、もともと育ちの良いレディのアレサがそんなギャップのある役を演じたことも話題になった理由のひとつかもしれません。
これからもアリサが数々の名曲を残してくれたことに感謝し、その素晴らしい歌声を聴き続けていきたいと思います。

アレサ・フランクリンのCDアルバム・ジャケット
学生時代は、LPを買っていましたが、
80年代以降はCDを聴いていました。
アレサ・フランクリンといえば、グラミー賞を18回受賞した誰もが知るレジェンド・シンガーです。
私も高校時代、ラジオから聞こえてきた「I SAY A LITTLE PRAYER」に魅かれ、ベスト盤を買いました。「THINK」や「CHAIN OF FOOLS」、「A NATURAL WOMAN」、オーティス・レデイングのカバー「RESPECT」など、どれもが好きな曲でした。
その頃、ソウルミュージックでは、アトランティック系のスタックスやVOLTなど南部のサザンソウル系と、北部のモータウンやフィリーなど洗練された曲調が主流でしたが、アレサは、その両方のスタイルもさらっと自分のものにしてしまう素晴らしいシンガーでした。
元々、デトロイトの大きな教会の牧師の娘さんでしたから、その佇まいは優雅で気品も感じられました。ゴスペルにも幼少から親しんでいたので、ディープな歌唱法も堂にいっており、アトランティックでのR&B系の曲も凛とした歌声が魅力的でした。
以前聞いたことがあるエピソードでは、若かりし頃、南部のマッスル・ショールズ・スタジオの録音に出向いた際、現地ミュージシャンにお尻を軽くはたかれ、それにショックを受けた彼女は録音がまだ一曲しか済んでいなかったの飛び帰ったそうです。常にプライドを持ち続けていた、アレサらしいエピソードだと思いました。
1980年代に出たテンプテーションズとフォー・トップスのビデオ『The Temptations and FourTops』でも、フォー・トップスのゲストとしてアレサは出演しています。私は、フォー・トップスもお気に入りのアーティストでしたので、アレサが出てくれているのは、うれしい驚きでした。
ピアノを前にしたアレサを囲み、リードボーカルのリーヴァイ・スタッブスは、アレサの即興のピアノに合わせて見事に「I Want Be With You」をデュエットします。二人のリラックスした雰囲気は、普段からの仲の良さが感じられました。
日本で有名なのは、映画『ブルースブラザーズ』です。食堂内でブルースブラザースバンドをバックに歌い踊る『シンク』のシーンはインパクトがありました。
ド迫力の歌唱で、夫役のマット・ギター・マーフィーに迫るアレサは南部の肝っ玉母さんそのものでしたが、もともと育ちの良いレディのアレサがそんなギャップのある役を演じたことも話題になった理由のひとつかもしれません。
これからもアリサが数々の名曲を残してくれたことに感謝し、その素晴らしい歌声を聴き続けていきたいと思います。

アレサ・フランクリンのCDアルバム・ジャケット
学生時代は、LPを買っていましたが、
80年代以降はCDを聴いていました。
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