ミニカードの時代 その11
- 2014/09/27
- 09:43
■豊富だったジャンル
駄菓子屋で販売されたミニカードも本家の「ライダーカード」と同じく、当たりのラッキーカードが出ればミニカードを収納できるカードアルバムがもらえ、その作品のアルバムに収集していくことが、喜びでした。
本家の「ライダーカード」や「マジンガーZ」のカードアルバムは、1ページに3枚収納できましたが、駄菓子屋ミニカードのアルバムは、たいがいが1ページ2枚収納でした。
初期の頃は、『ゲッターロボ』のようにビニールホルダーに1枚ずつ収納するタイプなどもありましたが、だんだん2連タイプに落ち着いていったようです。
最初はブロマイドに比べ、半分以下のサイズになったミニカードは子供心にも物足りなく感じました。
ですが、裏面に入ったキャラクター紹介などで、より作品のことを知ることが出来たのは嬉しいことでした。そして種類も格段に増え、なによりそれぞれに通し番号が入ったことで、自らの手でコンプリートするという現在のトレーディングカードに通じる新たな楽しみを見出したのです。
アニメや特撮などの「テレビまんが」以外にも、王道の『ゴジラ』映画、鉄道やスーパーカー、大相撲、プロレス、そして「およげたいやきくん」などなど、当時の子供向けの人気ジャンルが続々ミニカード化されていました。
ブルース・リーの映画が流行っていた時は、倉田保昭さんの主演作や、ブルース・リーの以前のTV映画出演作の『グリーンホーネット』までミニカード化されたことには、当時子ども心に驚きました。
ただし、テレビまんが好き、なかでも特にアニメが好きだった子どもにとって本命は、やっぱりアニメ作品でした。
なかには、敵メカばかりだったり、どうしようもないロングの画面のカードなどが多くガックリさせられた作品もありましたが、メンコとしても遊びに使え、持っていないカードを友だちと交換できる、当時の子どもにとっても大きなコミュニケーション・ツールになっていました。
ミニカード人気が子どもたちの間で定着した頃には、リバイバルで『タイガーマスク』や『あしたのジョー』、『巨人の星』などの旧作も新たにミニカードで販売されたこともありました。
店先で見つけた時は、何故今頃古い作品をとも思いましたが、これらの作品は地方では常にどこかで再放送されていましたので、そのニーズもあったのでしょう。
そのうち玩具メーカーもこのミニカード・ブームに目をつけたのか、中嶋製作所などは『テッカマン』の玩具にミニカードをつけたりしたこともありました。
ただ、このカードを集めるには子どもには手の届かない高価なオモチャを買い揃えるしかなく、残念ながら当時は完全制覇を諦めるしかありませんでした。(つづく)

初期の『宇宙戦艦ヤマト』 『科学忍者隊ガッチャマン』 『ゲッターロボ』などのミニカード アニメの絵を手に出来たことがなにより喜びでした
駄菓子屋で販売されたミニカードも本家の「ライダーカード」と同じく、当たりのラッキーカードが出ればミニカードを収納できるカードアルバムがもらえ、その作品のアルバムに収集していくことが、喜びでした。
本家の「ライダーカード」や「マジンガーZ」のカードアルバムは、1ページに3枚収納できましたが、駄菓子屋ミニカードのアルバムは、たいがいが1ページ2枚収納でした。
初期の頃は、『ゲッターロボ』のようにビニールホルダーに1枚ずつ収納するタイプなどもありましたが、だんだん2連タイプに落ち着いていったようです。
最初はブロマイドに比べ、半分以下のサイズになったミニカードは子供心にも物足りなく感じました。
ですが、裏面に入ったキャラクター紹介などで、より作品のことを知ることが出来たのは嬉しいことでした。そして種類も格段に増え、なによりそれぞれに通し番号が入ったことで、自らの手でコンプリートするという現在のトレーディングカードに通じる新たな楽しみを見出したのです。
アニメや特撮などの「テレビまんが」以外にも、王道の『ゴジラ』映画、鉄道やスーパーカー、大相撲、プロレス、そして「およげたいやきくん」などなど、当時の子供向けの人気ジャンルが続々ミニカード化されていました。
ブルース・リーの映画が流行っていた時は、倉田保昭さんの主演作や、ブルース・リーの以前のTV映画出演作の『グリーンホーネット』までミニカード化されたことには、当時子ども心に驚きました。
ただし、テレビまんが好き、なかでも特にアニメが好きだった子どもにとって本命は、やっぱりアニメ作品でした。
なかには、敵メカばかりだったり、どうしようもないロングの画面のカードなどが多くガックリさせられた作品もありましたが、メンコとしても遊びに使え、持っていないカードを友だちと交換できる、当時の子どもにとっても大きなコミュニケーション・ツールになっていました。
ミニカード人気が子どもたちの間で定着した頃には、リバイバルで『タイガーマスク』や『あしたのジョー』、『巨人の星』などの旧作も新たにミニカードで販売されたこともありました。
店先で見つけた時は、何故今頃古い作品をとも思いましたが、これらの作品は地方では常にどこかで再放送されていましたので、そのニーズもあったのでしょう。
そのうち玩具メーカーもこのミニカード・ブームに目をつけたのか、中嶋製作所などは『テッカマン』の玩具にミニカードをつけたりしたこともありました。
ただ、このカードを集めるには子どもには手の届かない高価なオモチャを買い揃えるしかなく、残念ながら当時は完全制覇を諦めるしかありませんでした。(つづく)

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- テーマ:懐かしアニメ
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:ミニカードの時代
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