懐かしのアニメムック・シリーズ
- 2018/09/24
- 10:33
劇場版『宇宙戦艦ヤマト』の公開された1977年(昭和52年)から始まった「アニメブーム」。
この頃から、それまで子ども向けの絵本しかなかったアニメ関連の出版物が、多数刊行され始めました。『アニメージュ』や『アニメック』、『ジ・アニメ』などのアニメ雑誌。
それまでサブカル系の特集をしていた『月刊OUT』も、いつしかアニメ雑誌へと路線変更します。
徳間書店の『アニメージュ』は、ムック「ロマンアルバム」シリーズの成功から誕生しました。
そもそもは同社が「ロマンアルバム」と並行して、『松本零士の世界」や『石森章太郎の世界』と題し刊行していたイラスト集に「アニメージュ」とつけていました。他にも、永井豪、ちばてつや、竹宮恵子などのタイトルも出されていました。
そして、新たに創刊するアニメ誌のタイトルとして、正式に『アニメージュ』と名づけたのです。
アニメムックも、徳間書店はテレビランド増刊としてスタートした「ロマンアルバム」。秋田書店は「映画テレビマガジン」と後の「BEST HIT SERIES」。『海のトリトン』や、『手塚治虫アニメ選集』などのムックで先行していた少年画報社は、「少年キング増刊 アニメセルコレクション」や「設定資料集」。
集英社は映画雑誌『ロードショー』の増刊として発刊された「ロードショー特別編集」。朝日ソノラマは特撮と混在した「ファンタスティック・コレクション」。双葉社からは、「100てんランドコレクション」。小学館は「別冊てれびくん」や「THIS IS ANIMATION」、「少年サンデーグラフィック」など。
アニメ誌からも、『ジ・アニメ増刊』や『別冊アニメック(ラポートデラックス)』、『別冊アニメディア』、『OUT増刊』などが出版されました。ムック以外にも、ケイブンシャの「大百科」シリーズや、リイド社の「パーフェクトメモアール」、各社のアニメコミックス、『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』など、各制作会社による豪華本も忘れることは出来ません。
初期の『宇宙戦艦ヤマト』、『さらば宇宙戦艦ヤマト』、『銀河鉄道999』など人気作品は、各社が競ってムックを刊行していました。10代の頃、限られた予算内でどの本を買えばいいのか非常に悩んだことは今も覚えています。
現在のようにソフト化もされておらず、アニメファンもネットからの情報も入手出来なかった時代です。好きな作品を手元に置くためには、ムック本を入手するしかありませんでした。
今や、DVDソフトやネット配信、録画などで、好きな作品を入手するのは簡単になりました。そのため、かつて競うほど出されてきたアニメのムックも、最近では刊行点数も減りその存在感も薄くなってきました。
情報に飢えていた時代、画面の絵や設定資料、スタッフのインタビューなど、資料的価値の高かったムックは、ファンにとってありがたいものでした。
あの頃むさぼるように読んでいたムックは、それぞれに思い出もあり今も手放すことはできません。

当時出版されたアニメムックの数々。懐かしいです
この頃から、それまで子ども向けの絵本しかなかったアニメ関連の出版物が、多数刊行され始めました。『アニメージュ』や『アニメック』、『ジ・アニメ』などのアニメ雑誌。
それまでサブカル系の特集をしていた『月刊OUT』も、いつしかアニメ雑誌へと路線変更します。
徳間書店の『アニメージュ』は、ムック「ロマンアルバム」シリーズの成功から誕生しました。
そもそもは同社が「ロマンアルバム」と並行して、『松本零士の世界」や『石森章太郎の世界』と題し刊行していたイラスト集に「アニメージュ」とつけていました。他にも、永井豪、ちばてつや、竹宮恵子などのタイトルも出されていました。
そして、新たに創刊するアニメ誌のタイトルとして、正式に『アニメージュ』と名づけたのです。
アニメムックも、徳間書店はテレビランド増刊としてスタートした「ロマンアルバム」。秋田書店は「映画テレビマガジン」と後の「BEST HIT SERIES」。『海のトリトン』や、『手塚治虫アニメ選集』などのムックで先行していた少年画報社は、「少年キング増刊 アニメセルコレクション」や「設定資料集」。
集英社は映画雑誌『ロードショー』の増刊として発刊された「ロードショー特別編集」。朝日ソノラマは特撮と混在した「ファンタスティック・コレクション」。双葉社からは、「100てんランドコレクション」。小学館は「別冊てれびくん」や「THIS IS ANIMATION」、「少年サンデーグラフィック」など。
アニメ誌からも、『ジ・アニメ増刊』や『別冊アニメック(ラポートデラックス)』、『別冊アニメディア』、『OUT増刊』などが出版されました。ムック以外にも、ケイブンシャの「大百科」シリーズや、リイド社の「パーフェクトメモアール」、各社のアニメコミックス、『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』など、各制作会社による豪華本も忘れることは出来ません。
初期の『宇宙戦艦ヤマト』、『さらば宇宙戦艦ヤマト』、『銀河鉄道999』など人気作品は、各社が競ってムックを刊行していました。10代の頃、限られた予算内でどの本を買えばいいのか非常に悩んだことは今も覚えています。
現在のようにソフト化もされておらず、アニメファンもネットからの情報も入手出来なかった時代です。好きな作品を手元に置くためには、ムック本を入手するしかありませんでした。
今や、DVDソフトやネット配信、録画などで、好きな作品を入手するのは簡単になりました。そのため、かつて競うほど出されてきたアニメのムックも、最近では刊行点数も減りその存在感も薄くなってきました。
情報に飢えていた時代、画面の絵や設定資料、スタッフのインタビューなど、資料的価値の高かったムックは、ファンにとってありがたいものでした。
あの頃むさぼるように読んでいたムックは、それぞれに思い出もあり今も手放すことはできません。

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