『鎧伝サムライトルーパー』30周年記念展示
- 2018/10/20
- 07:58
中野ブロードウェイ3階の「墓場の画廊」にて、『鎧伝サムライトルーパー』の30周年記念展が行われています。10月5日から30日までの会期です。
『サムライトルーパー』は、1988年(昭和63年)4月30日から、1989年(平成元年)3月4日まで名古屋テレビ系で放映された、サンライズ制作のテレビシリーズとOVAです。
キャラクターを手がけたのは、『装甲騎兵ボトムズ』や『機甲界ガリアン』のキャラクターデザイン、『太陽の牙ダグラム』の作画監督で知られる塩山紀生さんでした。
塩山さんはそれまでは、骨太でどちらかというと人間臭いキャラクターを得意とされていました。確かにそれまでも美青年キャラとしては『ボトムズ』のイプシロンや『ガリアン』のハイ・シャルタットなども描かれていましたが、いわゆる熱血調の美少年は描いておられませんでした。
当時のアニメファンの印象に残っているのも『ガリアン』のジョルディ王子や、『無敵鋼人ダイターン3』のトッポのような活発な少年だったのです。
それが『サムライトルーパー』では、見事に塩山さん流の端正な顔立ちの少年たちを描き出されました。しかも元々の塩山さんのキャラクターの特徴である血の通った存在感に、美形的な要素も加味されていたのです。
運命に翻弄されつつも、ぶつかり合いながら力を合わせ敵に立ち向かっていく真田遼や羽柴当麻などの少年たちは、多くの女性ファンを魅了しました。
玩具的には『聖闘士星矢』のクロスのような鎧をまとう設定でしたが、主力の玩具はあまり売れなかったようです。それでもテレビシリーズ終了後、OVAが3シリーズも制作されたのですから、どれだけこの作品の人気があったかが分かります。
サンライズ作品の豪華本としても、『機動戦士ガンダム』、『伝説巨人イデオン』、『戦闘メカ ザブングル』に続いて、『サムライトルーパー』も刊行されました。
キャラクターデザイン協力として、金山明博さんの名前もスタッフのなかにありました。実は元々のキャラクターを描いたのは、金山さんでした。
当時のプロデューサーから依頼され、塩山さんのためならということで快諾されたそうです。
美形キャラの名手と言われた金山さんの原案を元に、塩山さんが自分流に描き出されたのが『サムライトルーパー』のキャラクターたちだったのです。
今回、展示されている設定資料やセルなどを見て、改めて塩山さんの絵の魅力を堪能できました。
新作のグッズも多数販売されていますので、かつて『サムライトルーパー』がお好きだった方には、熱かった時代を思い出させてくれる展示でした。

『鎧伝サムライトルーパー』30周年記念展のチラシ

入り口のショーケースにはセル画のほか、岡本英郎さんや村瀬修功さん、進藤満尾さん、吉田徹さんの色紙も展示されていました。
『サムライトルーパー』は、1988年(昭和63年)4月30日から、1989年(平成元年)3月4日まで名古屋テレビ系で放映された、サンライズ制作のテレビシリーズとOVAです。
キャラクターを手がけたのは、『装甲騎兵ボトムズ』や『機甲界ガリアン』のキャラクターデザイン、『太陽の牙ダグラム』の作画監督で知られる塩山紀生さんでした。
塩山さんはそれまでは、骨太でどちらかというと人間臭いキャラクターを得意とされていました。確かにそれまでも美青年キャラとしては『ボトムズ』のイプシロンや『ガリアン』のハイ・シャルタットなども描かれていましたが、いわゆる熱血調の美少年は描いておられませんでした。
当時のアニメファンの印象に残っているのも『ガリアン』のジョルディ王子や、『無敵鋼人ダイターン3』のトッポのような活発な少年だったのです。
それが『サムライトルーパー』では、見事に塩山さん流の端正な顔立ちの少年たちを描き出されました。しかも元々の塩山さんのキャラクターの特徴である血の通った存在感に、美形的な要素も加味されていたのです。
運命に翻弄されつつも、ぶつかり合いながら力を合わせ敵に立ち向かっていく真田遼や羽柴当麻などの少年たちは、多くの女性ファンを魅了しました。
玩具的には『聖闘士星矢』のクロスのような鎧をまとう設定でしたが、主力の玩具はあまり売れなかったようです。それでもテレビシリーズ終了後、OVAが3シリーズも制作されたのですから、どれだけこの作品の人気があったかが分かります。
サンライズ作品の豪華本としても、『機動戦士ガンダム』、『伝説巨人イデオン』、『戦闘メカ ザブングル』に続いて、『サムライトルーパー』も刊行されました。
キャラクターデザイン協力として、金山明博さんの名前もスタッフのなかにありました。実は元々のキャラクターを描いたのは、金山さんでした。
当時のプロデューサーから依頼され、塩山さんのためならということで快諾されたそうです。
美形キャラの名手と言われた金山さんの原案を元に、塩山さんが自分流に描き出されたのが『サムライトルーパー』のキャラクターたちだったのです。
今回、展示されている設定資料やセルなどを見て、改めて塩山さんの絵の魅力を堪能できました。
新作のグッズも多数販売されていますので、かつて『サムライトルーパー』がお好きだった方には、熱かった時代を思い出させてくれる展示でした。

『鎧伝サムライトルーパー』30周年記念展のチラシ

入り口のショーケースにはセル画のほか、岡本英郎さんや村瀬修功さん、進藤満尾さん、吉田徹さんの色紙も展示されていました。
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