ミニカードの時代 その12
- 2014/09/28
- 10:45
■ミニカードの魅力
駄菓子屋系ミニカードは、絵柄の見えない小さな水色の袋や黒色のビニールに入れられホッチキスでとめたもので販売されていました。後年には、印刷の入った袋に糊で閉じられるようにもなりました。
最初の頃は二枚入り十円で発売され、当たりカードが出るとお店でカードホルダーをもらえました。その後は様々な作品がミニカード化されるようになり、フィルムではなく描き下ろしのセル画を使うカードも増えていきましたが、初期のテレビ画面の絵そのものが印刷されたミニカードを店先で見つけた時の嬉しさは、いまだに忘れられません。
『科学忍者隊ガッチャマン』や、『宇宙戦艦ヤマト』、『ゲッターロボ』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』などなど、アニメ本編の絵を使ったカードは、アニメの絵を欲していた者には本当にありがたいものでした。
後になって、当時の製作プロダクションの方にお聞きしたら、当時は版権グッズなどは描きおろすのが普通で、フィルムをそのまま使うのは手抜きのような感じに思われメーカーにもイヤがられていたとお聞きしたことがあり、ビックリしました。
もしかしたらミニカードもそんな感じで、メーカー側には描き下ろしを望まれていたのかもしれません。ただアニメファンは、画面そのものの絵が欲しかったのですから、皮肉なものです。
本編の絵を使用してくれた『ゲッターロボ』も『ゲッターロボG』になると、だんだん描き下ろしの絵が目立ってきました。そして『闘将ダイモス』や『未来ロボ ダルタニアス』などのように、フィルムからではなく描き起こしや実際のセル画を組み合わせたものが、アニメ系ミニカードの主流になってきました。
ですが、アニメ好きの子どものとって一番嬉しかったのは、やはりフィルム画面をそのまま印刷したものでした。
『機動戦士ガンダム』でも放映当初に発売されたのは、設定画のセルを組み合わせたようなカードでした。その後、爆発的人気後出た第二弾以降は、実際の画面を使用してくれました。
(その後の、ガンプラブームや、劇場版の公開で、続々『ガンダム』のミニカードは発売され、通し番号のないものまで出て、その全貌は今も全くつかめません)
1970年代は録画用のビデオデッキもまだまだ高価でしたので、それほど各家庭には普及していませんでした。ですから、アニメの画面をそのまま自分の手元におくことが出来るということは、最高の喜びだったのです。(つづく)

『ゲッターロボG』 『機動戦士ガンダム』 『闘将ダイモス』など、描き起こしの絵を使用したミニカード
駄菓子屋系ミニカードは、絵柄の見えない小さな水色の袋や黒色のビニールに入れられホッチキスでとめたもので販売されていました。後年には、印刷の入った袋に糊で閉じられるようにもなりました。
最初の頃は二枚入り十円で発売され、当たりカードが出るとお店でカードホルダーをもらえました。その後は様々な作品がミニカード化されるようになり、フィルムではなく描き下ろしのセル画を使うカードも増えていきましたが、初期のテレビ画面の絵そのものが印刷されたミニカードを店先で見つけた時の嬉しさは、いまだに忘れられません。
『科学忍者隊ガッチャマン』や、『宇宙戦艦ヤマト』、『ゲッターロボ』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』などなど、アニメ本編の絵を使ったカードは、アニメの絵を欲していた者には本当にありがたいものでした。
後になって、当時の製作プロダクションの方にお聞きしたら、当時は版権グッズなどは描きおろすのが普通で、フィルムをそのまま使うのは手抜きのような感じに思われメーカーにもイヤがられていたとお聞きしたことがあり、ビックリしました。
もしかしたらミニカードもそんな感じで、メーカー側には描き下ろしを望まれていたのかもしれません。ただアニメファンは、画面そのものの絵が欲しかったのですから、皮肉なものです。
本編の絵を使用してくれた『ゲッターロボ』も『ゲッターロボG』になると、だんだん描き下ろしの絵が目立ってきました。そして『闘将ダイモス』や『未来ロボ ダルタニアス』などのように、フィルムからではなく描き起こしや実際のセル画を組み合わせたものが、アニメ系ミニカードの主流になってきました。
ですが、アニメ好きの子どものとって一番嬉しかったのは、やはりフィルム画面をそのまま印刷したものでした。
『機動戦士ガンダム』でも放映当初に発売されたのは、設定画のセルを組み合わせたようなカードでした。その後、爆発的人気後出た第二弾以降は、実際の画面を使用してくれました。
(その後の、ガンプラブームや、劇場版の公開で、続々『ガンダム』のミニカードは発売され、通し番号のないものまで出て、その全貌は今も全くつかめません)
1970年代は録画用のビデオデッキもまだまだ高価でしたので、それほど各家庭には普及していませんでした。ですから、アニメの画面をそのまま自分の手元におくことが出来るということは、最高の喜びだったのです。(つづく)

『ゲッターロボG』 『機動戦士ガンダム』 『闘将ダイモス』など、描き起こしの絵を使用したミニカード
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- テーマ:懐かしいアニメ作品
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