『アニメージュ』11月号が重版
- 2018/11/11
- 10:12
老舗のアニメ雑誌『月刊アニメージュ 』11月号が異例の重版になったそうです。これは、2016年の2月号以来です。
前回は36年振りの重版ということでしたから、また2年9か月振りに3回目の快挙になります。
アマゾンなどネット書店でも、予約一日目で完売となり、発売日初日に半数以上が売れたそうです。
2016年2月号は『おそ松さん』の大特集で、付録は同作品のミニクリアファイルセットでした。
今回の11月号は、「ヒプノシスマイク」の表紙と特集、そして別冊付録「ヒプメージュ」と、また女性ファンにアピールする内容だったのでしょう。
「ヒプノシスマイク」は、厳密に言えばアニメ作品ではありません。キングレコードから実力派の12人の男性声優が集まり昨年9月にスタートした、HIPHOPと二次元の融合するプロジェクトです。近未来を舞台に、完成度の高いラップと歌を次々に披露しています。CDもヒットし、ニコニコ生放送でも月2回放映され、12月にはコミカライズも発表されます。
昔からのアニメファンには男性声優ユニットと言えば、「スラップスティック」や、「N.G.FIVE」などを思い出す方もいらっしゃるでかもしれません。
「ヒプノシスマイク」は、当初から設定された流麗なキャラクターたちや、ラップや歌のレベルの高さも人気を呼んでいる理由です。
ファンも好きな作品に関する特集は、いつの時代でも手元に置いておきたいものです。
通常、雑誌作りの流れでは、特集や付録の企画は発売の何ヶ月も前から考えなければなりません。
しかも印刷部数は、編集部だけでは決めることは出来ません。出版社の販売担当が前号、前々号の売れ行きを見て、各書店への配本を担当する取次と部数を調整するのです。
そうして販売実績や、他誌状況などからシビアに実売予測を行い決められたのが刷部数となります。
雑誌は書籍と違い一回きりの印刷です。よほどのことがない限り、再印刷はかかりません。それでも重版をかけたわけですから、それだけのニーズがあると見込まれたのでしょう。
これは、作品のファンや現在の購読者が求めている内容を企画した、編集部の力と言えます。
ここ数年来の出版不況で、雑誌も売れないと聞きますが、こういうニュースは嬉しいことです。
アニメブーム時代から続く老舗誌として、『アニメージュ』の存在はやはり大きいものです。
内容も時代のニーズによって変わります。昔はアニメ作品がメインでしたが、11月号では特撮の『仮面ライダージオウ』や実写映画『カメラを止めるな!』の監督インタビューも掲載されています。
私も創刊時の読者ですから、今は同誌の対象ターゲットからするとかなり離れてしまっています。ですが、学生時代愛読していた雑誌が今も頑張ってくれていることは嬉しいことです。
今後も出来る限り購読を続け、応援していきたいと思っています。

『アニメージュ』2018年11月号(徳間書店刊)
前回は36年振りの重版ということでしたから、また2年9か月振りに3回目の快挙になります。
アマゾンなどネット書店でも、予約一日目で完売となり、発売日初日に半数以上が売れたそうです。
2016年2月号は『おそ松さん』の大特集で、付録は同作品のミニクリアファイルセットでした。
今回の11月号は、「ヒプノシスマイク」の表紙と特集、そして別冊付録「ヒプメージュ」と、また女性ファンにアピールする内容だったのでしょう。
「ヒプノシスマイク」は、厳密に言えばアニメ作品ではありません。キングレコードから実力派の12人の男性声優が集まり昨年9月にスタートした、HIPHOPと二次元の融合するプロジェクトです。近未来を舞台に、完成度の高いラップと歌を次々に披露しています。CDもヒットし、ニコニコ生放送でも月2回放映され、12月にはコミカライズも発表されます。
昔からのアニメファンには男性声優ユニットと言えば、「スラップスティック」や、「N.G.FIVE」などを思い出す方もいらっしゃるでかもしれません。
「ヒプノシスマイク」は、当初から設定された流麗なキャラクターたちや、ラップや歌のレベルの高さも人気を呼んでいる理由です。
ファンも好きな作品に関する特集は、いつの時代でも手元に置いておきたいものです。
通常、雑誌作りの流れでは、特集や付録の企画は発売の何ヶ月も前から考えなければなりません。
しかも印刷部数は、編集部だけでは決めることは出来ません。出版社の販売担当が前号、前々号の売れ行きを見て、各書店への配本を担当する取次と部数を調整するのです。
そうして販売実績や、他誌状況などからシビアに実売予測を行い決められたのが刷部数となります。
雑誌は書籍と違い一回きりの印刷です。よほどのことがない限り、再印刷はかかりません。それでも重版をかけたわけですから、それだけのニーズがあると見込まれたのでしょう。
これは、作品のファンや現在の購読者が求めている内容を企画した、編集部の力と言えます。
ここ数年来の出版不況で、雑誌も売れないと聞きますが、こういうニュースは嬉しいことです。
アニメブーム時代から続く老舗誌として、『アニメージュ』の存在はやはり大きいものです。
内容も時代のニーズによって変わります。昔はアニメ作品がメインでしたが、11月号では特撮の『仮面ライダージオウ』や実写映画『カメラを止めるな!』の監督インタビューも掲載されています。
私も創刊時の読者ですから、今は同誌の対象ターゲットからするとかなり離れてしまっています。ですが、学生時代愛読していた雑誌が今も頑張ってくれていることは嬉しいことです。
今後も出来る限り購読を続け、応援していきたいと思っています。

『アニメージュ』2018年11月号(徳間書店刊)
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