山本優さんに感謝
- 2018/12/08
- 09:08
脚本家の山本優さんが、11月25日にすい炎で亡くなられました。71歳でした。
山本優さんは『ど根性ガエル』(原作/吉沢やすみ)の脚本でデビューされ、その後は『タイムボカン』シリーズや、『機動戦士ガンダム』など、数多くのヒット作のシナリオを手掛けられました。
葦プロ(現・プロダクションリード)の実質的第1作となった『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンプラスター』では、原案とシリーズ構成を担当されています。
その後、アニメファンが注目したのが、国際映画社のオリジナル・ロボットアニメ作品でした。
『銀河旋風ブライガー』や、『銀河烈風バクシンガー』、そして『銀河疾風サスライガー』のJ9シリーズは、当時の人気シリーズとなりました。
また『亜空大作戦スラングル』や『魔鏡伝説アクロバンチ』、『めちゃっこドタコン』など、次々にオリジナル作品を送り出したのです。
国際映画社では、山本さんは企画立案の中心になっておられたようです。
同社の原作モノでも、「ハニーハニーのすてきな冒険」(原作/水野英子)や「ななこSOS」(原作/吾妻ひでお)などのメインライターを担当されました。
思い返せば、山本さんが手掛けられたオリジナル作品には、どこかアウトローだけどハートの熱いナイスガイが多かったことが分かります。
『マシーンプラスター』の飛鳥天平や、『闘士ゴーディアン』のダイゴ大滝。そして『ブライガー』のブラスターキッドや、アイザック、ボウイ、『バクシンガー』や『サスライガー』のメンバーなどもそうでした。
彼らは、山本さんご自身をかなり投影したキャラクターだったのかもしれません。だからこそ、久しぶりのアニメをということで再始動した企画が、愛着のあった“J9”の新作だったのでしょう。残念ながら『ジンライガー』はアニメ化には至りませんでしたが、山本さんはあくまで実現に向けて本気でした。
時代も変わりなかなか形にならない中でも、いつも夢を語り前向きだった山本さん。その姿は、まさに『マシーンブラスター』の時のペンネーム、八田郎(やったろう)、八田礼(やったれい)の言葉どおり既存の常識やしがらみを打ち破ろうとする突貫精神に溢れていました。
私にも、そのうち形になりそうになったらまた是非力を貸して欲しい、とおっしゃっておられたので残念です。
これまで記憶に残る数々の作品を世に出してくださった山本さんに、改めて感謝いたします。

3年前にお会いした時の山本優さん。
『ジンライガー』は昔、山本さんが『ジ・アニメ』に連載された小説『SF銀河戦国伝エル・ジグラード』も思い出しました。
山本優さんは『ど根性ガエル』(原作/吉沢やすみ)の脚本でデビューされ、その後は『タイムボカン』シリーズや、『機動戦士ガンダム』など、数多くのヒット作のシナリオを手掛けられました。
葦プロ(現・プロダクションリード)の実質的第1作となった『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンプラスター』では、原案とシリーズ構成を担当されています。
その後、アニメファンが注目したのが、国際映画社のオリジナル・ロボットアニメ作品でした。
『銀河旋風ブライガー』や、『銀河烈風バクシンガー』、そして『銀河疾風サスライガー』のJ9シリーズは、当時の人気シリーズとなりました。
また『亜空大作戦スラングル』や『魔鏡伝説アクロバンチ』、『めちゃっこドタコン』など、次々にオリジナル作品を送り出したのです。
国際映画社では、山本さんは企画立案の中心になっておられたようです。
同社の原作モノでも、「ハニーハニーのすてきな冒険」(原作/水野英子)や「ななこSOS」(原作/吾妻ひでお)などのメインライターを担当されました。
思い返せば、山本さんが手掛けられたオリジナル作品には、どこかアウトローだけどハートの熱いナイスガイが多かったことが分かります。
『マシーンプラスター』の飛鳥天平や、『闘士ゴーディアン』のダイゴ大滝。そして『ブライガー』のブラスターキッドや、アイザック、ボウイ、『バクシンガー』や『サスライガー』のメンバーなどもそうでした。
彼らは、山本さんご自身をかなり投影したキャラクターだったのかもしれません。だからこそ、久しぶりのアニメをということで再始動した企画が、愛着のあった“J9”の新作だったのでしょう。残念ながら『ジンライガー』はアニメ化には至りませんでしたが、山本さんはあくまで実現に向けて本気でした。
時代も変わりなかなか形にならない中でも、いつも夢を語り前向きだった山本さん。その姿は、まさに『マシーンブラスター』の時のペンネーム、八田郎(やったろう)、八田礼(やったれい)の言葉どおり既存の常識やしがらみを打ち破ろうとする突貫精神に溢れていました。
私にも、そのうち形になりそうになったらまた是非力を貸して欲しい、とおっしゃっておられたので残念です。
これまで記憶に残る数々の作品を世に出してくださった山本さんに、改めて感謝いたします。

3年前にお会いした時の山本優さん。
『ジンライガー』は昔、山本さんが『ジ・アニメ』に連載された小説『SF銀河戦国伝エル・ジグラード』も思い出しました。