分厚くなった『まんだらけZENBU92号』
- 2019/04/27
- 07:06
隔月刊の『まんだらけZENBU 92号』が、発売されました。
4月刊ですので昨年同様、ゴールデン・ウィーク中の5月4、5、6日の3日間、中野サンプラザで行われる大オークションの商品紹介と「大まん祭」のため、「アニメーション・インタビュー」や、成瀬正祐さんの「護美之園」などの連載記事はお休みです。
ただ、一冊まるごとオークション特集ということで、通常号よりページ数もかなり増え、束も厚くなっています。
巻頭はブリキの自動車玩具が大集合で、パッカードや、リンカーン・コンチネンタル、ビュイック、シボレー、そして国産車でも、トヨタ2000GTなど人気車が、200ページ以上のボリュームで掲載されています。
また、懐かしいプリンス・グロリアスーパー6、コルベットスティングレイのプラモデルや、当時のトヨペットコロナ、ニッサンセドリック、スバルなど自動車のカタログも紹介されており、カーマニアには懐かしくもたまらない特集でしょう。
アニメファンには、「DAICONⅢ」や、「DAICONⅣ」のグッズ特集が懐かしいかもしれません。当時のバッチや、プログレスレポート、ポスターや、サイン入りTシャツ、ビデオテープ、などとともに、「DAICONⅢ」オープニングフィルムの、設定画やセルまで掲載されていました。
また、原画では、ここ数号連続して掲載されている、『機動戦士ガンダム』の安彦良和さんの修正原画や、劇場版『銀河鉄道999』の原画やレイアウト、手塚治虫さんのアニメ原画なども、注目です。
巻末からの、貸本系単行本では、つげ義春さんと遠藤政治さんの作品が特集されています。
アニメファンとしては、遠藤政治さんの単行本特集がうれしいものでした。『あらいぐまラスカル』の監督として有名な遠藤さんですが、かつては貸本劇画や、創刊初期の『少年マガジン』に連載を持つ人気マンガ家でした。今回の記事では、描き下ろし単行本時代から、大ゴマを使った映画的な表現を多用されていたことが明かされています。
かなりの遠藤作品がまとまって掲載されていますので、資料的にも貴重な特集です。
遠藤さんとつげ義春さん、そして『宇宙戦艦ヤマト』や『超時空要塞マクロス』で知られる石黒昇さんは友人同士で、貸本劇画時代の一時期に若木書房の劇画誌『迷路』の編集同人でもありました。
この当時のことは以前、石黒さんに懐かしそうに思い出していただいたこともあります。
オークションということで、なかなか手は出しにくいこともあるのですが、ページをめくるだけでも楽しくなる一冊でした。

『まんだらけZENBU』92号(まんだらけ出版部刊)
今回は手塚治虫さんの『魔神ガロン』のカラー原画や、水木しげるさんの
『夜の草笛』の表紙原画が素敵です。
4月刊ですので昨年同様、ゴールデン・ウィーク中の5月4、5、6日の3日間、中野サンプラザで行われる大オークションの商品紹介と「大まん祭」のため、「アニメーション・インタビュー」や、成瀬正祐さんの「護美之園」などの連載記事はお休みです。
ただ、一冊まるごとオークション特集ということで、通常号よりページ数もかなり増え、束も厚くなっています。
巻頭はブリキの自動車玩具が大集合で、パッカードや、リンカーン・コンチネンタル、ビュイック、シボレー、そして国産車でも、トヨタ2000GTなど人気車が、200ページ以上のボリュームで掲載されています。
また、懐かしいプリンス・グロリアスーパー6、コルベットスティングレイのプラモデルや、当時のトヨペットコロナ、ニッサンセドリック、スバルなど自動車のカタログも紹介されており、カーマニアには懐かしくもたまらない特集でしょう。
アニメファンには、「DAICONⅢ」や、「DAICONⅣ」のグッズ特集が懐かしいかもしれません。当時のバッチや、プログレスレポート、ポスターや、サイン入りTシャツ、ビデオテープ、などとともに、「DAICONⅢ」オープニングフィルムの、設定画やセルまで掲載されていました。
また、原画では、ここ数号連続して掲載されている、『機動戦士ガンダム』の安彦良和さんの修正原画や、劇場版『銀河鉄道999』の原画やレイアウト、手塚治虫さんのアニメ原画なども、注目です。
巻末からの、貸本系単行本では、つげ義春さんと遠藤政治さんの作品が特集されています。
アニメファンとしては、遠藤政治さんの単行本特集がうれしいものでした。『あらいぐまラスカル』の監督として有名な遠藤さんですが、かつては貸本劇画や、創刊初期の『少年マガジン』に連載を持つ人気マンガ家でした。今回の記事では、描き下ろし単行本時代から、大ゴマを使った映画的な表現を多用されていたことが明かされています。
かなりの遠藤作品がまとまって掲載されていますので、資料的にも貴重な特集です。
遠藤さんとつげ義春さん、そして『宇宙戦艦ヤマト』や『超時空要塞マクロス』で知られる石黒昇さんは友人同士で、貸本劇画時代の一時期に若木書房の劇画誌『迷路』の編集同人でもありました。
この当時のことは以前、石黒さんに懐かしそうに思い出していただいたこともあります。
オークションということで、なかなか手は出しにくいこともあるのですが、ページをめくるだけでも楽しくなる一冊でした。

『まんだらけZENBU』92号(まんだらけ出版部刊)
今回は手塚治虫さんの『魔神ガロン』のカラー原画や、水木しげるさんの
『夜の草笛』の表紙原画が素敵です。
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