金山明博さんのインタビュー掲載『鎧伝サムライトルーパー 30周年メモリアルブック』
- 2019/05/11
- 09:33
以前、金山明博さんから教えていただいた『鎧伝サムライトルーパー』のムックが、今年1月に出版されました。タイトルは『鎧伝サムライトルーパー 30周年メモリアルブック』(辰巳出版刊)です。
取材が行われたのは昨年の秋で、久しぶりに古巣であるサンライズに招かれたことは、伺っていました。聞き手は、同じくサンライズ出身の作家で脚本家でもある、河原よしえさんです。
河原さんといえば、この作品を企画されたお一人で、勁文社より刊行されていたノベライズ版『鎧正伝 サムライトルーパー』シリーズの著者でもいらっしゃいます。
元々、サンライズの企画室に在籍され、当時は風間洋というお名前で長浜忠夫さんや富野喜幸(現・由悠季)さん、高橋良輔さんなど、サンライズを代表する各監督の現場で仕事をしてこられました。
金山さんとは、『超電磁ロボ コン・バトラーV』時代から40年以上のお付き合いになります。
そんな旧知の仲で、『サムライトルーパー』を熟知する河原さんとの対談です、当日の話も盛り上がったとお聞きしていましたが、掲載された記事からもその雰囲気がうかがわれました。
キャラクターデザインと作画監督の塩山紀生さんは、『勇者ライディーン』時代から安彦良和さんに、一目置かれていたそうです。
そして金山さんとも、お互いを認め合う気さくな関係でした。『サムライトルーパー』では、キャラクターの華やかさを求められて、金山さんに原案の白羽の矢がたったこと。ただ、実際に金山さんも原画で参加した回では、塩山さんに結構直されたこと。
同じく金山さんの親友だった荒木伸吾さんが当時担当しておられた『聖闘士 星矢』は意識しなかったなど、塩山さんと旧知の間柄だった金山さんから今だからこそ明かしてくれた秘話が満載でした。
別のページには、金山さんが描かれた元々のキャラクター原案のラフスケッチも掲載されており、そこからどう塩山さんがイメージを発展させていったかも分かりました。
塩山さんも、長年の同志だった金山さんに今回代わりに答えてもらい、きっと喜んでいらっしゃることでしょう。
当時を回想した、河原さんのエッセイも楽しいものでした。ちょうどこの時期行われたご自身の結婚式に、式場近くで『サムライトルーパー』のキャラクターショーを終えたばかりの役者さんたちが、そのままアクションショーを繰り広げてくれたそうです。
巻末には、当時刊行された書籍・ムックも紹介されており、ファンにはあの頃を思い出す懐かしくもたまらない一冊です。

『鎧伝サムライトルーパー 30周年メモリアルブック』(辰巳出版刊)

令和元年のGW、新宿で金山明博さんとお会いできました。
人ごみで賑わう通りを、スタスタと元気に歩く金山さんでした。
取材が行われたのは昨年の秋で、久しぶりに古巣であるサンライズに招かれたことは、伺っていました。聞き手は、同じくサンライズ出身の作家で脚本家でもある、河原よしえさんです。
河原さんといえば、この作品を企画されたお一人で、勁文社より刊行されていたノベライズ版『鎧正伝 サムライトルーパー』シリーズの著者でもいらっしゃいます。
元々、サンライズの企画室に在籍され、当時は風間洋というお名前で長浜忠夫さんや富野喜幸(現・由悠季)さん、高橋良輔さんなど、サンライズを代表する各監督の現場で仕事をしてこられました。
金山さんとは、『超電磁ロボ コン・バトラーV』時代から40年以上のお付き合いになります。
そんな旧知の仲で、『サムライトルーパー』を熟知する河原さんとの対談です、当日の話も盛り上がったとお聞きしていましたが、掲載された記事からもその雰囲気がうかがわれました。
キャラクターデザインと作画監督の塩山紀生さんは、『勇者ライディーン』時代から安彦良和さんに、一目置かれていたそうです。
そして金山さんとも、お互いを認め合う気さくな関係でした。『サムライトルーパー』では、キャラクターの華やかさを求められて、金山さんに原案の白羽の矢がたったこと。ただ、実際に金山さんも原画で参加した回では、塩山さんに結構直されたこと。
同じく金山さんの親友だった荒木伸吾さんが当時担当しておられた『聖闘士 星矢』は意識しなかったなど、塩山さんと旧知の間柄だった金山さんから今だからこそ明かしてくれた秘話が満載でした。
別のページには、金山さんが描かれた元々のキャラクター原案のラフスケッチも掲載されており、そこからどう塩山さんがイメージを発展させていったかも分かりました。
塩山さんも、長年の同志だった金山さんに今回代わりに答えてもらい、きっと喜んでいらっしゃることでしょう。
当時を回想した、河原さんのエッセイも楽しいものでした。ちょうどこの時期行われたご自身の結婚式に、式場近くで『サムライトルーパー』のキャラクターショーを終えたばかりの役者さんたちが、そのままアクションショーを繰り広げてくれたそうです。
巻末には、当時刊行された書籍・ムックも紹介されており、ファンにはあの頃を思い出す懐かしくもたまらない一冊です。

『鎧伝サムライトルーパー 30周年メモリアルブック』(辰巳出版刊)

令和元年のGW、新宿で金山明博さんとお会いできました。
人ごみで賑わう通りを、スタスタと元気に歩く金山さんでした。
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