謎の『ゴワッパー5ゴーダム』ミニカード
- 2019/06/09
- 10:55
70年代は、カルビーの「仮面ライダー・スナック」に始まった、ミニカードが大ブームでした。この当時に放映された『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』など、タツノコプロのリアルSF作品も、駄菓子屋ミニカードが発売されていました。
『科学忍者隊ガッチャマン』は和泉せんべい、『新造人間キャシャーン』と『破裏拳ポリマー』は天田(アマダ)。『宇宙の騎士テッカマン』はアマダ以外にも、2社から出されました。ほかにも『タイムボカン』や、『ヤッターマン』、『てんとう虫のうた』なども、発売されていたのです。
当時ミニカードは、子どもにとってテレビの絵を手に入れることのできる貴重なグッズでした。
特に『ガッチャマン』や『キャシャーン』、他社作品でも『ゲッターロボ』や『宇宙戦艦ヤマト』などは、テレビの画面をそのまま印刷してくれ、テレビまんが好きにとって大変ありがたいものだったのです。
アマダの『テッカマン』は初期はフィルム使用だったのですが、弾を重ねるとセルを撮影したものが増えました。セル撮はキレイなのですが、別シーンを組み合わされるとちょっと違和感を覚えたこともありました。
当時は、好きなアニメが出てくるとそのミニカードの発売を心待ちにして駄菓子屋に通っていたものです。
1976年(昭和51年)4月からは、『UFO戦士ダイアポロン』や『大空魔竜ガイキング』、『超電磁ロボ コン‐バトラーV』、そして『ゴワッパー5ゴーダム』も始まりました。
この時期のもので、発売されない作品もありました。それが、『ゴワッパー5ゴーダム』でした。
『ダイアポロン』は山勝。『ガイキング』と『コン‐バトラーV』は丸昌と山勝の2社から出たのに、『ゴーダム』だけはいつまでたっても駄菓子屋に並びません。
これは近所の駄菓子屋に入荷しないだけかと思い、他の町の駄菓子屋も方々を探し回りましたが、やっぱりどこにもありませんでした。
それまで、タツノコプロSF作品はどれも発売されていましたので、『ゴーダム』はそんなに人気がないのかと思い、ショックだったことを覚えています。
ただ、あれから40年以上経ち、『ゴーダム』のミニカードも当時出されていたことを知りました。無版権のものではありますが、同時期放映の『ダイアポロン』や『コン‐バトラーV』、『ガイキング』、『忍者キャプター』なども描かれてました。
裏面もなぞなぞが書かれているだけで番号もダブっていたりといい加減なものです。ただ、『ゴーダム』の絵は版権画をベースにしたようで、それなりにいい絵です。
これは最近入手出来ました。無版権ものとはいえ、念願だった『ゴーダム』のミニカードを手にして、あの頃あちこちの駄菓子屋を探し回っていたことを思い出しました。
『ゴワッパー5ゴーダム』などの無版権ミニカード
『コン-バトラーV』は頭部のVの字が消えて、『ガイキング』には星マークが入ってました。
右下の『忍者キャプター』が戦う相手は、ダリウス大帝のようです。
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