表参道で行われた小林七郎さんの個展
- 2019/09/28
- 10:42
表参道にある山陽堂書店のギャラリーで、アニメ美術監督の小林七郎さんの個展が行われていました。9月10日から始まっていたのですが、9月26日までということで、あわてて行ってきました。
これは、先日出版された画集『アニメ美術から学ぶ《絵の心》』(玄光社)の刊行を記念したものです。
会場では、画集に収録されている『はじめ人間ギャートルズ』や、『ガンバの冒険』、『家なき子』、『少女革命ウテナ』、そして『ヴィナス戦記』の小林さんが描かれた背景や美術ボードが展示されていました。
アニメーションの背景画は、通常撮影時にカメラが移動する以外はセル画のフレームサイズに合わせて描かれます。ですから、個々の絵も実際には、さほど大きいものではありません。
ただ、先に画集を見ていましたので、あの『ガンバ』の岩山や『ギャートルズ』の原始時代などの風景は大きく感じていました。ですから、こんなサイズに描かれていたのかとまず驚かされました。
B4サイズの絵の中に、あれほど奥行きと広がりを感じさせ、時には室内など緻密な空間が収められていたのです。
この小林さんの描かれた美術があっての『ガンバ』や『ギャートルズ』、『家なき子』だったことが、改めて分かりました。
1階は書店で、展示は2階と3階です。階段を昇っていくと、まず2階ではアニメーション時代の作品。そして3階には、子どもの頃から小林さんが描かれてきた作品を見ることができました。
小さな頃から描いておられた絵や自画像、教員時代の作品など、長年絵を描き続けてこられた小林の歩みも分かるようです。
1階入り口に脇には、安彦良和さんと小林さんのサインボードも置かれていました。これは今回の展示記念で行われたお二人のトークショーでかれたものだそうです。
普段なかなか見ることの出来ない、背景の世界を原画でじっくりと味わえる展示でした。

小林七郎著『アニメ美術から学ぶ《絵の心》』展
これは、先日出版された画集『アニメ美術から学ぶ《絵の心》』(玄光社)の刊行を記念したものです。
会場では、画集に収録されている『はじめ人間ギャートルズ』や、『ガンバの冒険』、『家なき子』、『少女革命ウテナ』、そして『ヴィナス戦記』の小林さんが描かれた背景や美術ボードが展示されていました。
アニメーションの背景画は、通常撮影時にカメラが移動する以外はセル画のフレームサイズに合わせて描かれます。ですから、個々の絵も実際には、さほど大きいものではありません。
ただ、先に画集を見ていましたので、あの『ガンバ』の岩山や『ギャートルズ』の原始時代などの風景は大きく感じていました。ですから、こんなサイズに描かれていたのかとまず驚かされました。
B4サイズの絵の中に、あれほど奥行きと広がりを感じさせ、時には室内など緻密な空間が収められていたのです。
この小林さんの描かれた美術があっての『ガンバ』や『ギャートルズ』、『家なき子』だったことが、改めて分かりました。
1階は書店で、展示は2階と3階です。階段を昇っていくと、まず2階ではアニメーション時代の作品。そして3階には、子どもの頃から小林さんが描かれてきた作品を見ることができました。
小さな頃から描いておられた絵や自画像、教員時代の作品など、長年絵を描き続けてこられた小林の歩みも分かるようです。
1階入り口に脇には、安彦良和さんと小林さんのサインボードも置かれていました。これは今回の展示記念で行われたお二人のトークショーでかれたものだそうです。
普段なかなか見ることの出来ない、背景の世界を原画でじっくりと味わえる展示でした。

小林七郎著『アニメ美術から学ぶ《絵の心》』展
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