魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その6
- 2014/11/15
- 13:12
■ 『宇宙魔神ダイケンゴー』②
『宇宙魔神ダイケンゴー』のキャラクターは、『紅三四郎』や『科学忍者隊ガッチャマン』の初期などの、まだリアル路線を極める前のタツノコ調のニュアンスが良い形で残っていて、端正で魅力的なキャラクターでした。このキャラクターをデザインしたのが、高橋資祐さんでした。
高橋さんは、奇しくもこれまでご紹介した『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスター』や、『超スーパーカー ガッタイガー』、そしてこの『ダイケンゴー』にも、メインスタッフとして携わっておられます。
元々タツノコプロ在籍中は、社内作画班のチーフという役目だったそうです。また高橋さんは作画の海外発注でも、韓国や台湾など初期に現地での指導を任されていました。元々、広告などのデザイナーの出身で、そこから転身されアニメ界に入ったという異色の経歴の持ち主です。指導者としても優れた方でしたので、いかにして線を少なくしつつ魅力的なキャラクターを描くか、海外の現場などで習得されていったのでしょう。
『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』などのタツノコリアル路線を語る際には、須田正巳さんや二宮常雄さん、湖川滋(現・友謙)さんたちの名前がよく上がります。ですが、この当時社内作画班のチーフとして奮闘していたのが、高橋さんだったのです。
その意味では先述の田中保さん同様、そもそものタツノコのルーツである吉田竜夫さんの絵をより理解しておられたであろうことも納得できます。
今でも、高橋さんのデザインした『ダイケンゴー』のライガーや、ヒロインのクレオに魅かれるファンも多いと思います。敵側の悪女、バラクロスも『タイムボカン・シリーズ』のマージョやドロンジョなどの流れにある良いキャラクターだったと思います。
なかなかソフト化もされなかったのですが、ようやく今年、DVD化されるそうです。久しぶりに見る機会が出来そうで、楽しみです。(つづく)

『ダイケンゴー』の動画 当時のアニメーターには、ダイケンゴーは線が多くて大変だったようです
『宇宙魔神ダイケンゴー』のキャラクターは、『紅三四郎』や『科学忍者隊ガッチャマン』の初期などの、まだリアル路線を極める前のタツノコ調のニュアンスが良い形で残っていて、端正で魅力的なキャラクターでした。このキャラクターをデザインしたのが、高橋資祐さんでした。
高橋さんは、奇しくもこれまでご紹介した『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスター』や、『超スーパーカー ガッタイガー』、そしてこの『ダイケンゴー』にも、メインスタッフとして携わっておられます。
元々タツノコプロ在籍中は、社内作画班のチーフという役目だったそうです。また高橋さんは作画の海外発注でも、韓国や台湾など初期に現地での指導を任されていました。元々、広告などのデザイナーの出身で、そこから転身されアニメ界に入ったという異色の経歴の持ち主です。指導者としても優れた方でしたので、いかにして線を少なくしつつ魅力的なキャラクターを描くか、海外の現場などで習得されていったのでしょう。
『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』などのタツノコリアル路線を語る際には、須田正巳さんや二宮常雄さん、湖川滋(現・友謙)さんたちの名前がよく上がります。ですが、この当時社内作画班のチーフとして奮闘していたのが、高橋さんだったのです。
その意味では先述の田中保さん同様、そもそものタツノコのルーツである吉田竜夫さんの絵をより理解しておられたであろうことも納得できます。
今でも、高橋さんのデザインした『ダイケンゴー』のライガーや、ヒロインのクレオに魅かれるファンも多いと思います。敵側の悪女、バラクロスも『タイムボカン・シリーズ』のマージョやドロンジョなどの流れにある良いキャラクターだったと思います。
なかなかソフト化もされなかったのですが、ようやく今年、DVD化されるそうです。久しぶりに見る機会が出来そうで、楽しみです。(つづく)

『ダイケンゴー』の動画 当時のアニメーターには、ダイケンゴーは線が多くて大変だったようです
- 関連記事
-
- 魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その8
- 魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その7
- 魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その6
- 魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その5
- 魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その4
- テーマ:懐かしいアニメ作品
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:「タツ・マゴ」作品
- CM:0
- TB:0