6種類の第1話が読める『ドラえもん』最新刊
- 2019/12/21
- 13:35
『ドラえもん』誕生50周年を記念して、てんとう虫コミックス版で24年ぶりの新刊が出ました。発売する前から重版がかかったことでも、話題になっています。
この第0巻は、小学館の幼年誌『よいこ』、『幼稚園』、そして学年誌『小学一年生』から『小学四年生』まで、1970年1月号に掲載された初回エピソードを集めたものです。
また、ドラミちゃん初登場の「ハイキングに行こう」や、コロコロデラックスに掲載された、ドラえもん誕生秘話を描いた「ドラえもん誕生」なども収録され、初出当時のカラーページがそのまま掲載されています。
巻末には、1974年(昭和49年)より刊行された、てんとう虫コミックス版各巻の表紙と収録作品の紹介ページもありました。
てんとう虫コミックス版は、作者である藤子・F・不二雄さんによるセレクトで、収録順も春夏秋冬と流れるように考えられていたそうです。ページ数の都合により描かれなかったコマも、描き足しや修正などされていました。私の手元にも、描き変えの際にボツになったのか、コマもいくつか残っています。
この全45巻は、まさに作者によって完成された構成です。これまでも『ドラえもん+』や『ドラえもん カラー作品集』などは出版されていましたが、あくまで続巻ではありませんでした。今回の新刊も、あえて第0巻にしたことも納得できます。
てんとう虫コミックスで、初めて『ドラえもん』を手にした時のことは覚えています。その描かれた世界にわくわくしてのめり込んで読みました。初期のてんとう虫コミックスのカバーは、コーティングされていなかったので、何度も読むうち、ボロボロになりました。
その後も、様々な人気マンガや劇画は登場しましたが、てんとう虫コミックスの『ドラえもん』だけは、新刊が出ると買い続けていました。
面白さももちろんですが、連載当初から学年誌で読み始め、のび太くんたちが古くからの身近な存在のように感じていたことも大きいでしょう。
今回、新連載の予告記事で、前作が『ウメ星デンカ』だったことも、思い出しました。
私も『オバケのQ太郎』、『パーマン』『怪物くん』、『ウメ星デンカ』など、まだお二人に分かれる前から、藤子不二雄さんの作品に親しんできました。
1回目をまとめて読むと、それぞれの学年読者に向けた細やかな心配りも分かります。この作品を生み出された藤子・F・不二雄さんの偉大さも、改めて感じられた1冊でした。

てんとう虫コミックス『ドラえもん』第0巻
近くの書店ではまだ品切れでした。
この第0巻は、小学館の幼年誌『よいこ』、『幼稚園』、そして学年誌『小学一年生』から『小学四年生』まで、1970年1月号に掲載された初回エピソードを集めたものです。
また、ドラミちゃん初登場の「ハイキングに行こう」や、コロコロデラックスに掲載された、ドラえもん誕生秘話を描いた「ドラえもん誕生」なども収録され、初出当時のカラーページがそのまま掲載されています。
巻末には、1974年(昭和49年)より刊行された、てんとう虫コミックス版各巻の表紙と収録作品の紹介ページもありました。
てんとう虫コミックス版は、作者である藤子・F・不二雄さんによるセレクトで、収録順も春夏秋冬と流れるように考えられていたそうです。ページ数の都合により描かれなかったコマも、描き足しや修正などされていました。私の手元にも、描き変えの際にボツになったのか、コマもいくつか残っています。
この全45巻は、まさに作者によって完成された構成です。これまでも『ドラえもん+』や『ドラえもん カラー作品集』などは出版されていましたが、あくまで続巻ではありませんでした。今回の新刊も、あえて第0巻にしたことも納得できます。
てんとう虫コミックスで、初めて『ドラえもん』を手にした時のことは覚えています。その描かれた世界にわくわくしてのめり込んで読みました。初期のてんとう虫コミックスのカバーは、コーティングされていなかったので、何度も読むうち、ボロボロになりました。
その後も、様々な人気マンガや劇画は登場しましたが、てんとう虫コミックスの『ドラえもん』だけは、新刊が出ると買い続けていました。
面白さももちろんですが、連載当初から学年誌で読み始め、のび太くんたちが古くからの身近な存在のように感じていたことも大きいでしょう。
今回、新連載の予告記事で、前作が『ウメ星デンカ』だったことも、思い出しました。
私も『オバケのQ太郎』、『パーマン』『怪物くん』、『ウメ星デンカ』など、まだお二人に分かれる前から、藤子不二雄さんの作品に親しんできました。
1回目をまとめて読むと、それぞれの学年読者に向けた細やかな心配りも分かります。この作品を生み出された藤子・F・不二雄さんの偉大さも、改めて感じられた1冊でした。

てんとう虫コミックス『ドラえもん』第0巻
近くの書店ではまだ品切れでした。
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