『魔法少女ララベル』 祝放映40周年
- 2020/02/16
- 11:13
昭和55年(1980年)2月15日は、『魔法少女ララベル』(原作/藤原栄子)がスタートした日です。今年で、40周年を迎えました。
テレビ朝日系で毎週金曜日19時からの放映でした。
この時間帯は、それまで『キャンディキャンディ』(原作/水木杏子 画/いがらしゆみこ)、そして『花の子ルンルン』が放映されています。『ララベル』は、この枠の東映動画の少女アニメ路線第3作でした。
『キャンディキャンディ』や『花の子ルンルン』は、西洋が舞台でしたが、『ララベル』は日本の下町が舞台となりました。
堀江美都子さん演じるララベルも、原作の藤原栄子さんの描かれるキャラクターらしく、おきゃんで飾らないところが魅力でした。
またララベルがお世話になる、立花作造さんとウメさんの気の良い老夫婦や、テコやトコの親友、そしてもう一人の憎めない悪役のビスカスと、周りを固める登場人物も個性的でした。
最初は、前作の『ルンルン』の花言葉から、ラストがことわざに変わったので多少古臭さも感じました。ですが、落ち着いた学園ホームドラマの世界は、より親しめるものでした。
各話の作画監督には、大鹿日出明さん、鹿島恒保さん、小暮輝夫さん、アベ正己さん、松本清さん、端名貴勇さんたち実力派が揃っており、チーフアニメーター(総作画監督)は、進藤満尾さんでした。
進藤さんは、もともと『キャンディキャンディ』で、あの目の中の光の表現を開発された方です。以前、少女マンガの瞳に光る星をどうアニメで効果的に見せるか、いろいろ試行錯誤してあの目の表現になったと、教えていただいたことがあります。
『ララベル』でも、キャラクターの瞳は特徴的でした。全話を進藤さんがチェックされていましたので、絵の統一感が崩れることもなく、安心して見ることができました。
ララベルたちの憧れの椿森夫くんが、ラスト近くで海外に飛行機ではなく船で旅立つ展開には驚かされましたが、学校や町内で起こる毎回のエピソードも身近な舞台でもあり楽しいものでした。
当時の男子には、優しい老夫婦と、分かりやすい悪役、学園ドラマが展開した『ララベル』が、3作の中では一番入りやすい世界だったかもしれません。
この時間帯は、同じ少女モノのジャンルとして『ハロー! サンディベル』が続きます。ただ、『キャンディキャンディ』から、『ララベル』まで、進藤満尾さんの絵に慣れていたので、多少違和感もありました。
日本が舞台となった親しみやすい『ララベル』が、この3部作の締めくくりとなったことは、今も印象に残っています。

『魔法少女ララベル』修正原画
作造さんとウメさんは、いいキャラでした。
テレビ朝日系で毎週金曜日19時からの放映でした。
この時間帯は、それまで『キャンディキャンディ』(原作/水木杏子 画/いがらしゆみこ)、そして『花の子ルンルン』が放映されています。『ララベル』は、この枠の東映動画の少女アニメ路線第3作でした。
『キャンディキャンディ』や『花の子ルンルン』は、西洋が舞台でしたが、『ララベル』は日本の下町が舞台となりました。
堀江美都子さん演じるララベルも、原作の藤原栄子さんの描かれるキャラクターらしく、おきゃんで飾らないところが魅力でした。
またララベルがお世話になる、立花作造さんとウメさんの気の良い老夫婦や、テコやトコの親友、そしてもう一人の憎めない悪役のビスカスと、周りを固める登場人物も個性的でした。
最初は、前作の『ルンルン』の花言葉から、ラストがことわざに変わったので多少古臭さも感じました。ですが、落ち着いた学園ホームドラマの世界は、より親しめるものでした。
各話の作画監督には、大鹿日出明さん、鹿島恒保さん、小暮輝夫さん、アベ正己さん、松本清さん、端名貴勇さんたち実力派が揃っており、チーフアニメーター(総作画監督)は、進藤満尾さんでした。
進藤さんは、もともと『キャンディキャンディ』で、あの目の中の光の表現を開発された方です。以前、少女マンガの瞳に光る星をどうアニメで効果的に見せるか、いろいろ試行錯誤してあの目の表現になったと、教えていただいたことがあります。
『ララベル』でも、キャラクターの瞳は特徴的でした。全話を進藤さんがチェックされていましたので、絵の統一感が崩れることもなく、安心して見ることができました。
ララベルたちの憧れの椿森夫くんが、ラスト近くで海外に飛行機ではなく船で旅立つ展開には驚かされましたが、学校や町内で起こる毎回のエピソードも身近な舞台でもあり楽しいものでした。
当時の男子には、優しい老夫婦と、分かりやすい悪役、学園ドラマが展開した『ララベル』が、3作の中では一番入りやすい世界だったかもしれません。
この時間帯は、同じ少女モノのジャンルとして『ハロー! サンディベル』が続きます。ただ、『キャンディキャンディ』から、『ララベル』まで、進藤満尾さんの絵に慣れていたので、多少違和感もありました。
日本が舞台となった親しみやすい『ララベル』が、この3部作の締めくくりとなったことは、今も印象に残っています。

『魔法少女ララベル』修正原画
作造さんとウメさんは、いいキャラでした。
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