探求者泣かせの青焼きコピー資料 その4
- 2020/06/06
- 06:30
これまで見てきた古い設定は、青焼きコピーのものが結構ありました。昭和40年代くらいまでの作品は、ほとんどがそうだったと思います。
東京ムービー(Aプロダクション制作)の、『巨人の星』や『アタックNO.1』。東映動画の『サイボーグ009』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『タイガーマスク』、タツノコプロでは『科学忍者隊ガッチャマン』、『決断』、『ポールのミラクル大作戦』。TCJ(現・エイケン)の『カムイ外伝』、初期『サザエさん』なども、キャラクター表は青焼きコピーでした。
これらは、現在でも活動している会社の作品ですから、メインキャラクターや美術設定など、たとえコピーであってもそれなりに保存されていることとは思います。
それでも膨大な量となりますから、制作資料のすべてとなると保管場所も困るでしょう。ゲストキャラクター設定や絵コンテなどの資料は、すでに散逸してしまった会社も多いようです。
原画や動画ですら処分されるそうですから、それも仕方ないことなのかもしれません。
たとえ青焼きコピーであったとしても、管理、保管されていればまだいい方なのでしょう。
ここで気になるのが、今はもう無くなってしまった制作会社による作品です。
『怪盗プライド博士』や『海底少年マリン』を制作した、テレビ動画。『黄金バット』や『妖怪人間ベム』の第一動画。
『冒険少年シャダー』や、『男一匹ガキ大将』、そして旧『ドラえもん』の日本テレビ動画。『ファイトだ! ピュー太』や『かみなり坊やピッカリビー』の放送動画。
『超スーパーカー ガッタイガー』を制作した永和。『宇宙魔神ダイケンゴー』の鳥プロ。『銀河旋風ブライガー』など「J9シリーズ」でおなじみの国際映画社などもそうです。
80年代以降になると、コピーも現在のものに近い機種が使用されました。そのためスタッフに配布した設定資料も、普通紙コピーになりました。
80年代に活動していた国際映画社もなくなりましたが、同社作品の設定などは今でも出回ることがあります。これは当時のスタッフが使用したものや、ファンがコピーしていたものでしょう。
ですが、それより以前に消滅してしまった会社の設定資料はどうなのでしょうか。(つづく)

1969年『男一匹ガキ大将』(東京テレビ動画)青焼きコピーの設定
東京ムービー(Aプロダクション制作)の、『巨人の星』や『アタックNO.1』。東映動画の『サイボーグ009』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『タイガーマスク』、タツノコプロでは『科学忍者隊ガッチャマン』、『決断』、『ポールのミラクル大作戦』。TCJ(現・エイケン)の『カムイ外伝』、初期『サザエさん』なども、キャラクター表は青焼きコピーでした。
これらは、現在でも活動している会社の作品ですから、メインキャラクターや美術設定など、たとえコピーであってもそれなりに保存されていることとは思います。
それでも膨大な量となりますから、制作資料のすべてとなると保管場所も困るでしょう。ゲストキャラクター設定や絵コンテなどの資料は、すでに散逸してしまった会社も多いようです。
原画や動画ですら処分されるそうですから、それも仕方ないことなのかもしれません。
たとえ青焼きコピーであったとしても、管理、保管されていればまだいい方なのでしょう。
ここで気になるのが、今はもう無くなってしまった制作会社による作品です。
『怪盗プライド博士』や『海底少年マリン』を制作した、テレビ動画。『黄金バット』や『妖怪人間ベム』の第一動画。
『冒険少年シャダー』や、『男一匹ガキ大将』、そして旧『ドラえもん』の日本テレビ動画。『ファイトだ! ピュー太』や『かみなり坊やピッカリビー』の放送動画。
『超スーパーカー ガッタイガー』を制作した永和。『宇宙魔神ダイケンゴー』の鳥プロ。『銀河旋風ブライガー』など「J9シリーズ」でおなじみの国際映画社などもそうです。
80年代以降になると、コピーも現在のものに近い機種が使用されました。そのためスタッフに配布した設定資料も、普通紙コピーになりました。
80年代に活動していた国際映画社もなくなりましたが、同社作品の設定などは今でも出回ることがあります。これは当時のスタッフが使用したものや、ファンがコピーしていたものでしょう。
ですが、それより以前に消滅してしまった会社の設定資料はどうなのでしょうか。(つづく)

1969年『男一匹ガキ大将』(東京テレビ動画)青焼きコピーの設定
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