魅力あふれる「タツ・マゴ」作品 その16
- 2014/12/21
- 08:33
■ 「タツノコ・アワー」の終焉
『未来警察ウラシマン』の放送中だった1983年4月、それまでこの時間帯でタツノコ作品を楽しみにしてきたファンには衝撃的な事件が起こりました。
『ウラシマン』の放映時間帯が日曜18時からではなく、土曜日の18時半からに移動したのです。これにより、1969年(昭和44年)10月の『ハクション大魔王』の放送から14年もの長きに渡り続いてきた、フジテレビ系日曜夕方6時の時間帯からタツノコ作品が無くなってしまったのです。
もともと土曜の18時半に同じフジテレビ系で放映されていた「タイムボカン・シリーズ」も、『ウラシマン』から押し出される形で、土曜夜19時半からという遅い時間のスタートになりました。
新たな時間帯でスタートした同シリーズの新作『イタダキマン』でしたが、放映時間の変更もあったためか視聴率も上がらず、20話で打ち切られました。それまで人気シリーズとして続いてきた「タイムボカン・シリーズ」も、8年で終了を迎えることになったのです。
前作『逆転イッパツマン』の評判も高かったため、時間帯の変更さえなければと、スタッフもかなり悔しい思いをしたと思います。
もし1983年の春、放映枠の変更が無かったとしたら、現在もあのまま日曜夕方6時の「タツノコ・アワー」は継続していたのでしょうか。今この枠では『ちびまるこちゃん』が放映されていますが、この疑問が時々頭に浮かぶことがあります。
その後、いくつかのスポーツ報道番組などを経て、この時間帯でもアニメ番組が復活しました。その時は、『あんみつ姫』や『のらくろクン』など、タツノコプロ出身である布川ゆうじさんのスタジオぴえろの作品が放映されました。
布川さんも元々はタツノコ作品のご出身でもありましたので、そこにもタツノコの遺伝子は受け継がれたとはいえるのでしょう。
久しぶりにこの時間帯にアニメ番組が戻ってきたのはうれしいことでしたが、それがもはやタツノコ作品ではなかったことに、時の移ろいというものを感じました。(つづく)
『未来警察ウラシマン』の放送中だった1983年4月、それまでこの時間帯でタツノコ作品を楽しみにしてきたファンには衝撃的な事件が起こりました。
『ウラシマン』の放映時間帯が日曜18時からではなく、土曜日の18時半からに移動したのです。これにより、1969年(昭和44年)10月の『ハクション大魔王』の放送から14年もの長きに渡り続いてきた、フジテレビ系日曜夕方6時の時間帯からタツノコ作品が無くなってしまったのです。
もともと土曜の18時半に同じフジテレビ系で放映されていた「タイムボカン・シリーズ」も、『ウラシマン』から押し出される形で、土曜夜19時半からという遅い時間のスタートになりました。
新たな時間帯でスタートした同シリーズの新作『イタダキマン』でしたが、放映時間の変更もあったためか視聴率も上がらず、20話で打ち切られました。それまで人気シリーズとして続いてきた「タイムボカン・シリーズ」も、8年で終了を迎えることになったのです。
前作『逆転イッパツマン』の評判も高かったため、時間帯の変更さえなければと、スタッフもかなり悔しい思いをしたと思います。
もし1983年の春、放映枠の変更が無かったとしたら、現在もあのまま日曜夕方6時の「タツノコ・アワー」は継続していたのでしょうか。今この枠では『ちびまるこちゃん』が放映されていますが、この疑問が時々頭に浮かぶことがあります。
その後、いくつかのスポーツ報道番組などを経て、この時間帯でもアニメ番組が復活しました。その時は、『あんみつ姫』や『のらくろクン』など、タツノコプロ出身である布川ゆうじさんのスタジオぴえろの作品が放映されました。
布川さんも元々はタツノコ作品のご出身でもありましたので、そこにもタツノコの遺伝子は受け継がれたとはいえるのでしょう。
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- テーマ:懐かしいアニメ作品
- ジャンル:アニメ・コミック
- カテゴリ:「タツ・マゴ」作品
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