『機甲創世記モスピーダ』展
- 2020/08/19
- 06:30
8月12日まで、中野ブロードウェイ3階にある墓場の画廊にて行われた「『機甲創世記モスピーダ』展」を見てきました。
7月31日から始まっていましたが、ようやく行くことができました。
『機甲創世記モスピーダ』は、1983年(昭和58年)10月から84年3月までフジテレビ系で放映されたタツノコプロの作品です。
バイクがロボットに変型するアーマーサイクルや、飛行機からロボットに変型するレギオスなど、アートミックによる様々な可変メカが特徴でした。
そして天野嘉孝さんデザインによるキャラクターも、歌を歌う時は女装になるシンガー・イエローや、ミントなども人気でした。
これは、『超時空要塞マクロス』の影響も大きかったでしょう。
『マクロス』は82年(昭和57年)10月から83年6月まで放映されましたが、タツノコプロとその子会社であるアニメフレンドの製作でした。
その超時空シリーズの第2弾となる『超時空世紀オーガス』の製作は、東京ムービー新社です。クリエイティブのメインを担っていたスタジオぬえとアートランドはそのままスライドしたため、この変更はスムーズに移行しました。
ただ、タツノコプロとアニメフレンドとしてもこの路線での新作を考え、可変メカとシンガーのキャラクターがメインとなる作品を用意したのかもしれません。
後に、『マクロス』と『超時空騎士団サザンクロス』、そして『モスピーダ』を合わせて、「ROBOTECH(ロボテック)」というシリーズで、米国に番販されたこともありました。
『モスピーダ』では天野嘉孝さんは、それまでのタツノコ調とは異なりソフトで今風のキャラクターを描かれました。当時のロリコンブームを意識したのか、ミントの登場は驚かされました。
作画監督の宇田川一彦さんも、キャラクターの特徴であるスタイリッシュで甘い雰囲気を生かす作画をされていました。
美術監督である佐藤広明さんが描いた、敵となるインビット側の生物的メカの美術も新鮮でした。
毎回流れる主題歌「失われた時を求めて」は名曲です。金田伊功さんによる躍動感溢れる作画もあって、今もオープニングは印象に残っています。
今回の展示で設定資料は公開されましたが、メカニック設定がメインでした。店頭のショーケースでも可変メカがメインだったようで、当時の制作資料はありませんでした。
もし次回の開催があるのでしたら、『モスピーダ』の世界を彩った当時の原画や、美術ボードなども展示していただければと思いました。

墓場の画廊「『機甲創世記モスピーダ』展」 店頭のショーケース

『機甲創世記モスピーダ展』チラシ
7月31日から始まっていましたが、ようやく行くことができました。
『機甲創世記モスピーダ』は、1983年(昭和58年)10月から84年3月までフジテレビ系で放映されたタツノコプロの作品です。
バイクがロボットに変型するアーマーサイクルや、飛行機からロボットに変型するレギオスなど、アートミックによる様々な可変メカが特徴でした。
そして天野嘉孝さんデザインによるキャラクターも、歌を歌う時は女装になるシンガー・イエローや、ミントなども人気でした。
これは、『超時空要塞マクロス』の影響も大きかったでしょう。
『マクロス』は82年(昭和57年)10月から83年6月まで放映されましたが、タツノコプロとその子会社であるアニメフレンドの製作でした。
その超時空シリーズの第2弾となる『超時空世紀オーガス』の製作は、東京ムービー新社です。クリエイティブのメインを担っていたスタジオぬえとアートランドはそのままスライドしたため、この変更はスムーズに移行しました。
ただ、タツノコプロとアニメフレンドとしてもこの路線での新作を考え、可変メカとシンガーのキャラクターがメインとなる作品を用意したのかもしれません。
後に、『マクロス』と『超時空騎士団サザンクロス』、そして『モスピーダ』を合わせて、「ROBOTECH(ロボテック)」というシリーズで、米国に番販されたこともありました。
『モスピーダ』では天野嘉孝さんは、それまでのタツノコ調とは異なりソフトで今風のキャラクターを描かれました。当時のロリコンブームを意識したのか、ミントの登場は驚かされました。
作画監督の宇田川一彦さんも、キャラクターの特徴であるスタイリッシュで甘い雰囲気を生かす作画をされていました。
美術監督である佐藤広明さんが描いた、敵となるインビット側の生物的メカの美術も新鮮でした。
毎回流れる主題歌「失われた時を求めて」は名曲です。金田伊功さんによる躍動感溢れる作画もあって、今もオープニングは印象に残っています。
今回の展示で設定資料は公開されましたが、メカニック設定がメインでした。店頭のショーケースでも可変メカがメインだったようで、当時の制作資料はありませんでした。
もし次回の開催があるのでしたら、『モスピーダ』の世界を彩った当時の原画や、美術ボードなども展示していただければと思いました。

墓場の画廊「『機甲創世記モスピーダ』展」 店頭のショーケース

『機甲創世記モスピーダ展』チラシ
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