『フウムーン』 祝放映40周年
- 2020/09/02
- 06:30
1980年(昭和55年)8月31日、日本テレビ系で手塚治虫さんのスペシャルアニメ『フウムーン』が放映されました。今年で40年を迎えます。
この作品は、毎年恒例の24時間テレビ「愛は地球を救う」内での企画でした。1978年の『100万年地球の旅 バンダーブック』、1979年の『海底超特急マリンエクスプレス』に続く、手塚作品のテレビスペシャル第3作です。
虫プロの倒産以来アニメから遠ざかっていた手塚さんがテレビアニメ制作に復帰したのは、第1作の『バンダーブック』でした。
その後も自らリメイクしたカラー版『鉄腕アトム』や、劇場版『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』など、連載原稿の執筆で忙しいい間も、精力的にアニメ作品を発表していました。
前作の『マリンエクスプレス』は、ファンサービスなのか、ブラックジャックや写楽くん、サファイアやアトムなど、これまでの手塚作品の人気キャラクターが様々な役どころで登場しました。
ただ『フウムーン』以降は、サブキャラクターとして人気キャラは出演することもありますが、それぞれが独立した作品となって、オールスター映画としての様相は影をひそめていきます。
今作では、『ブラックジャック』からピノコが、ピーチ役として花を添えてくれています。
『フウムーン』は、1951年(昭和26年)に発表された『来るべき世界』が原作です。30年前の作品が、時代に合わせ現代風にアレンジされました。
作画監督は、虫プロ出身のマンガ家でもある西村緋録司さんです。そして『バンダーブック』、『マリンエクスプレス』と、スパシャルアニメを支えてこられた坂口尚さんが、構成・演出・メカデザインを担当されました。
絵柄も現代風の端正なキャラクターで、坂口さんの描くマンガにも近い雰囲気になっていました。
また美術も手塚作品らしく、どぎつくない色使いが印象的でした。
アニメ制作に入る時期の手塚プロは、毎回アニメスタッフで溢れいつも戦場状態になっていたそうです。
ただ毎年の夏、当たり前のように新作長編がテレビで見ることが出来たあの当時を懐かしく思います。

アクションコミックスアニメ版『フウムーン』(双葉社)全2巻
、
この作品は、毎年恒例の24時間テレビ「愛は地球を救う」内での企画でした。1978年の『100万年地球の旅 バンダーブック』、1979年の『海底超特急マリンエクスプレス』に続く、手塚作品のテレビスペシャル第3作です。
虫プロの倒産以来アニメから遠ざかっていた手塚さんがテレビアニメ制作に復帰したのは、第1作の『バンダーブック』でした。
その後も自らリメイクしたカラー版『鉄腕アトム』や、劇場版『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』など、連載原稿の執筆で忙しいい間も、精力的にアニメ作品を発表していました。
前作の『マリンエクスプレス』は、ファンサービスなのか、ブラックジャックや写楽くん、サファイアやアトムなど、これまでの手塚作品の人気キャラクターが様々な役どころで登場しました。
ただ『フウムーン』以降は、サブキャラクターとして人気キャラは出演することもありますが、それぞれが独立した作品となって、オールスター映画としての様相は影をひそめていきます。
今作では、『ブラックジャック』からピノコが、ピーチ役として花を添えてくれています。
『フウムーン』は、1951年(昭和26年)に発表された『来るべき世界』が原作です。30年前の作品が、時代に合わせ現代風にアレンジされました。
作画監督は、虫プロ出身のマンガ家でもある西村緋録司さんです。そして『バンダーブック』、『マリンエクスプレス』と、スパシャルアニメを支えてこられた坂口尚さんが、構成・演出・メカデザインを担当されました。
絵柄も現代風の端正なキャラクターで、坂口さんの描くマンガにも近い雰囲気になっていました。
また美術も手塚作品らしく、どぎつくない色使いが印象的でした。
アニメ制作に入る時期の手塚プロは、毎回アニメスタッフで溢れいつも戦場状態になっていたそうです。
ただ毎年の夏、当たり前のように新作長編がテレビで見ることが出来たあの当時を懐かしく思います。

アクションコミックスアニメ版『フウムーン』(双葉社)全2巻
、
- 関連記事