今年放送50周年を迎えるテレビアニメ作品②
- 2015/01/11
- 08:59
1965年の5月からスタートしたのは、『怪盗プライド』です。この作品は、戦前からのアニメーター前田一さんの東京光映が母体となった、テレビ動画が製作した第一作です。
5分くらいのミニシリーズでしたが、天才怪盗のプライド博士と、少年探偵チェックくんの活躍は他の作品にはない楽しい雰囲気でした。どちらかと言えば、『ウッドペッカー』や『ドルーピー』など、外国のテレビアニメのテイストに近かったかもしれません。
このテレビ動画には、『宇宙戦艦ヤマト』や『超時空要塞マクロス』でおなじみの石黒昇さんや『海底少年マリン』の杉山卓さん、そして『新ルパン三世』の北原健雄さんたちが参加しておられました。
以前、北原さんにお聞きしたところ、当時は牧歌的な時代で放送が決まる前から作画に入っていたので調布のスタジオでのんびりと作業できたと、懐かしそうにおうかがいしました。また『小さな恋のものがたり』や『ハーイ アッコです』でおなじみのマンガ家、みつはしちかこさんも、この当時アニメーターの同僚だったそうです。
11月からは東映動画でも、もりやすじさんの原案による『ハッスルパンチ』を製作しました。この年の2月に放送開始した『宇宙パトロール ホッパ』も、もりやすじさんのキャラクターデザインで魅力的でしたが、もりさんご自身のオリジナル企画ではありませんでした。
『ハッスルパンチ』は、もりさんのチャーミングな動物キャラクターがとても魅力的で、オープニングからももりさんの手掛けてこられた「まんが映画」の優しく楽しい雰囲気が伝わる素敵な作品でした。(つづく)

『怪盗プライド』放送当時発売されていたノート どことなくとぼけた感じがいいです
5分くらいのミニシリーズでしたが、天才怪盗のプライド博士と、少年探偵チェックくんの活躍は他の作品にはない楽しい雰囲気でした。どちらかと言えば、『ウッドペッカー』や『ドルーピー』など、外国のテレビアニメのテイストに近かったかもしれません。
このテレビ動画には、『宇宙戦艦ヤマト』や『超時空要塞マクロス』でおなじみの石黒昇さんや『海底少年マリン』の杉山卓さん、そして『新ルパン三世』の北原健雄さんたちが参加しておられました。
以前、北原さんにお聞きしたところ、当時は牧歌的な時代で放送が決まる前から作画に入っていたので調布のスタジオでのんびりと作業できたと、懐かしそうにおうかがいしました。また『小さな恋のものがたり』や『ハーイ アッコです』でおなじみのマンガ家、みつはしちかこさんも、この当時アニメーターの同僚だったそうです。
11月からは東映動画でも、もりやすじさんの原案による『ハッスルパンチ』を製作しました。この年の2月に放送開始した『宇宙パトロール ホッパ』も、もりやすじさんのキャラクターデザインで魅力的でしたが、もりさんご自身のオリジナル企画ではありませんでした。
『ハッスルパンチ』は、もりさんのチャーミングな動物キャラクターがとても魅力的で、オープニングからももりさんの手掛けてこられた「まんが映画」の優しく楽しい雰囲気が伝わる素敵な作品でした。(つづく)

『怪盗プライド』放送当時発売されていたノート どことなくとぼけた感じがいいです
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