『最強ロボ ダイオージャ』 祝 放映40周年
- 2021/01/31
- 06:30
1981年(昭和56年)1月31日は、『最強ロボ ダイオージャ』の放映が始まった日です。今年で40周年を迎えます。
『ダイオージャ』は、日本サンライズ(現・サンライズ)の製作で、テレビ朝日系(名古屋テレビ)でスタートしました。
前作『無敵ロボ トライダーG7』に続き、佐々木勝利さんが監督、キャラクターデザインは佐々門信芳さん、メカニックデザインは大河原邦男さん、シリーズ構成は星山博之さんです。
この枠は『機動戦士ガンダム』のあと、視聴ターゲット層を下げるため、小学生で会社社長という竹尾ワッ太くんが主役の『トライダーG7』に変わっています。
元々、佐々木勝利さんも、長浜忠夫さんが降板以降『未来ロボ ダルタニアス』の監督を任されていましたから、明朗ロボット路線も得意とされていたのでしょう。
『ダイオージャ』は、星間国家であるエドン国のミト王子が後継者として修行を積むため、身分を隠し宇宙の諸国(星)を回るというストーリーです。
お供としてスケードとカークスがおり、三人のロボットが合体するとダイオージャとなるのです。このダイオージャの胸にはエドン国の刻印が記され、それによりミト王子の身分も明かされます。下敷きになったのが『水戸黄門』ということは、誰にでも分かりました。
そうはいっても単なるパロディ作ではなく、シリアスあり、アクションあり、ギャグありと、ほぼ一話完結で、勧善懲悪のスカッとするエピソードは毎回楽しめました。
作画陣も、チーフ作画監督の金山明博さん、そして、佐々門信芳さん、塩山紀生さん、山田政妃さん、坂本三郎さん、木村圭一郎さんなどが参加され、それぞれの個性が出ていました。
宇宙の星間国家の王子というと、『未来ロボ ダルタニアス』を思い出します。キャラクターデザインを担当されたのも、同じく佐々門さんでした。
楯剣人とミト王子は、最初に置かれた立場は違いますが、最終的に導き出した結論が似ているのは、佐々木監督たちスタッフも同じだったからかもしれません。
両方とも古川登志夫さんが、庶民的でありつつ気品を失わない王子を好演されました。
演出では、菊地一仁さんが担当されたギャグ回は印象に残っています。
風車の弥七にあたるのは、フローラ・シノブです。主人公を守る凛々しい忍者として、異色のヒロインでした。作画監督によって解釈も違ったようで、描き方も楽しめました。
この頃のロボットものは『機動戦士ガンダム』の影響で、リアル路線が主流になりつつありましたが、一話完結で分りやすい『ダイオージャ』も楽しく印象的な作品でした。

『最強ロボ ダイオージャ』
『ダイオージャ』は、日本サンライズ(現・サンライズ)の製作で、テレビ朝日系(名古屋テレビ)でスタートしました。
前作『無敵ロボ トライダーG7』に続き、佐々木勝利さんが監督、キャラクターデザインは佐々門信芳さん、メカニックデザインは大河原邦男さん、シリーズ構成は星山博之さんです。
この枠は『機動戦士ガンダム』のあと、視聴ターゲット層を下げるため、小学生で会社社長という竹尾ワッ太くんが主役の『トライダーG7』に変わっています。
元々、佐々木勝利さんも、長浜忠夫さんが降板以降『未来ロボ ダルタニアス』の監督を任されていましたから、明朗ロボット路線も得意とされていたのでしょう。
『ダイオージャ』は、星間国家であるエドン国のミト王子が後継者として修行を積むため、身分を隠し宇宙の諸国(星)を回るというストーリーです。
お供としてスケードとカークスがおり、三人のロボットが合体するとダイオージャとなるのです。このダイオージャの胸にはエドン国の刻印が記され、それによりミト王子の身分も明かされます。下敷きになったのが『水戸黄門』ということは、誰にでも分かりました。
そうはいっても単なるパロディ作ではなく、シリアスあり、アクションあり、ギャグありと、ほぼ一話完結で、勧善懲悪のスカッとするエピソードは毎回楽しめました。
作画陣も、チーフ作画監督の金山明博さん、そして、佐々門信芳さん、塩山紀生さん、山田政妃さん、坂本三郎さん、木村圭一郎さんなどが参加され、それぞれの個性が出ていました。
宇宙の星間国家の王子というと、『未来ロボ ダルタニアス』を思い出します。キャラクターデザインを担当されたのも、同じく佐々門さんでした。
楯剣人とミト王子は、最初に置かれた立場は違いますが、最終的に導き出した結論が似ているのは、佐々木監督たちスタッフも同じだったからかもしれません。
両方とも古川登志夫さんが、庶民的でありつつ気品を失わない王子を好演されました。
演出では、菊地一仁さんが担当されたギャグ回は印象に残っています。
風車の弥七にあたるのは、フローラ・シノブです。主人公を守る凛々しい忍者として、異色のヒロインでした。作画監督によって解釈も違ったようで、描き方も楽しめました。
この頃のロボットものは『機動戦士ガンダム』の影響で、リアル路線が主流になりつつありましたが、一話完結で分りやすい『ダイオージャ』も楽しく印象的な作品でした。

『最強ロボ ダイオージャ』
- 関連記事
-
- 『ヤットデタマン』 祝 放映40周年
- TVSP『走れメロス』 祝 放映40周年
- 『最強ロボ ダイオージャ』 祝 放映40周年
- 『ふしぎな島のフローネ』祝 放映40周年
- 2021年 放映50周年を迎えるテレビアニメ その5