カセットテープの開発者、ルー・オッテンスさんに感謝
- 2021/03/31
- 06:30
ルー・オッテンスさんと聞いても、ピンとくる人はあまりいないでしょう。
オランダに本社がある世界的な大手電機メーカー、フィリップスの開発者で、カセットテープを開発された方です。
3月6日に、94歳で亡くなられました。
オッテンスさんが開発されたカセットテープは、1963年(昭和38年)に発売され、世界で100億本販売されました。
レコード時代、気軽にカセットテープに自分好みの曲を録音し、それを楽しんでいました。ラジカセとカセットテープは、1970年代、80年代に若い時代を過ごした人の傍らには必ずあったことでしょう。 カセットテープのおかげで、音楽が身近になっていたのです。
その後、音楽ソフトはレコードからCD、MD、そして配信へと時代と共に姿を変えました。
いまやサブスクなどで、お気に入りの曲だけをダウンロードして聴くことができます。
ただ、そのような身近な日常に音楽を携帯できるようになったのは、ソニーの開発した、ウォークマンからです。
オッテンスさんは生前、「カセットテープのプレーヤーの象徴となる『ウォークマン』を作ったのがフィリップスではなく、日本のソニーだったことがいちばん残念だ」とおっしゃっていたそうです。ですが、カセットがあったからこそ、ウォークマンも生まれたのです。
私も学生時代は、いつもカセットテープを買っていました。生テープに好きなアーティストのアルバムや曲、アニメ作品のLPなどを録音して聴いていました。まだビデオの無かった頃は、好きなアニメの音声だけも録音して何度も聞いていたものです。
LPは高価でしたので、そう簡単には買うことはできません。FMラジオの番組表をチェックして、好きなアーティストの曲が流れる時はエアチェックして録音しました。
録音したカセットテープのインデックスカードに凝っていた人も多いでしょう。FM雑誌の付録にも、アーティストや、海外の風景、時にはマンガのイラストを使ったインデックスカードがついていました。私も、当時流行っていたインレタを使って、タイトルを作ったものです。
一時期は、何百本も持っていたカセットもかなり処分しましたが、まだ少し残してあります。
最近は、またカセットテープの人気が盛り返してきたようです。最初から最後まで通してしか聴けないカセットですが、そのどこか温もりのある音はほかには無い味わいがあります。
音楽をより身近なものにしてくれた、カセットテープの開発者であるルー・オッテンスさんに感謝します。

40年くらい前に聴いていたカセットテープです。
アニメはもちろん、好きな音楽などを録音したカセットテープを揃えるのが楽しみでした。
A big thank you to Mr. Lou Ottens
オランダに本社がある世界的な大手電機メーカー、フィリップスの開発者で、カセットテープを開発された方です。
3月6日に、94歳で亡くなられました。
オッテンスさんが開発されたカセットテープは、1963年(昭和38年)に発売され、世界で100億本販売されました。
レコード時代、気軽にカセットテープに自分好みの曲を録音し、それを楽しんでいました。ラジカセとカセットテープは、1970年代、80年代に若い時代を過ごした人の傍らには必ずあったことでしょう。 カセットテープのおかげで、音楽が身近になっていたのです。
その後、音楽ソフトはレコードからCD、MD、そして配信へと時代と共に姿を変えました。
いまやサブスクなどで、お気に入りの曲だけをダウンロードして聴くことができます。
ただ、そのような身近な日常に音楽を携帯できるようになったのは、ソニーの開発した、ウォークマンからです。
オッテンスさんは生前、「カセットテープのプレーヤーの象徴となる『ウォークマン』を作ったのがフィリップスではなく、日本のソニーだったことがいちばん残念だ」とおっしゃっていたそうです。ですが、カセットがあったからこそ、ウォークマンも生まれたのです。
私も学生時代は、いつもカセットテープを買っていました。生テープに好きなアーティストのアルバムや曲、アニメ作品のLPなどを録音して聴いていました。まだビデオの無かった頃は、好きなアニメの音声だけも録音して何度も聞いていたものです。
LPは高価でしたので、そう簡単には買うことはできません。FMラジオの番組表をチェックして、好きなアーティストの曲が流れる時はエアチェックして録音しました。
録音したカセットテープのインデックスカードに凝っていた人も多いでしょう。FM雑誌の付録にも、アーティストや、海外の風景、時にはマンガのイラストを使ったインデックスカードがついていました。私も、当時流行っていたインレタを使って、タイトルを作ったものです。
一時期は、何百本も持っていたカセットもかなり処分しましたが、まだ少し残してあります。
最近は、またカセットテープの人気が盛り返してきたようです。最初から最後まで通してしか聴けないカセットですが、そのどこか温もりのある音はほかには無い味わいがあります。
音楽をより身近なものにしてくれた、カセットテープの開発者であるルー・オッテンスさんに感謝します。

40年くらい前に聴いていたカセットテープです。
アニメはもちろん、好きな音楽などを録音したカセットテープを揃えるのが楽しみでした。
A big thank you to Mr. Lou Ottens
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