『タイガーマスク二世』 祝 放映40周年
- 2021/04/29
- 06:30
1981年(昭和56年)4月20日は、テレビ朝日系で『タイガーマスク二世』(原作/梶原一騎 まんが原画/宮田淳一、辻なおき)が、放映スタートした日です。今年で40周年を迎えました。
言わずと知れたアニメ『タイガーマスク』の続編です。前作では、主人公の伊達直人は原作では死んでしまいましたが、アニメではマスクを剥がされて海外へと渡航しました。
その伊達直人が援助していた孤児院出身である、亜久竜夫が主人公です。
彼がアントニオ猪木率いる新日本プロレスに加入し、全世界のプロレス界の覇権を狙う宇宙プロレス連盟に対して戦うというストーリーでした。
同時期に、新日本プロレスにも実際にタイガーマスクが登場し、超人的な動きとキレのいい技で大ブームを巻き起こしました。
放映は月曜夜7時からでしたので、アニメファンは同時間帯の『あしたのジョー2』を観ていた人が多かったようです。
同じ梶原さん原作の作品が同時間帯になったのも、珍しいことでした。
製作は、前作同様に東映動画です。キャラクターデザインは、前作にも参加した我妻宏さんです。原作マンガよりリアルなキャラクターで、アメコミのようなシャープな絵が印象的でした。
竜夫は、スポーツ紙の記者という設定で、普段のデスクや女性カメラマンのみどりさんとのやりとりは楽しいものでした。途中で、テコ入れの意味もあったのか、読売巨人軍の長島茂雄さんが竜夫をノックで特訓するエピソードもありました。
この年4月にスタートした東映動画作品では、『Dr.スランプ アラレちゃん』、『新竹取物語 1000年女王』に続く三作目になります。
先行していた『一休さん』、『ハローサンディベル』、国際映画社から受託の『若草の四姉妹』、『めちゃっこドタコン』も合わせ、テレビシリーズ7作品同時進行の状況でした。
他にもテレビスペシャルや劇場版『さよなら銀河鉄道999』の制作にも入っており、いくら大手スタジオとはいえ業量としてはオーバー気味だったはずです。
総作画監督として我妻宏さん。作画監督には野田卓雄さんや小泉謙三さん、堀川留子さん、岸義之さんたちが参加していました。原画に金田伊功さんが参加した回もありましたが、海外作画の回も結構ありました。ここにも、多作品同時制作の影響があったかもしれません。
個人的には、せっかくの我妻さんのシャープな劇画調キャラでしたので、もう少し色調を抑え目にして、キャラクターに入る影の色も落とし渋くまとめて欲しいとは思っていました。
第一作での木村圭市郎さんとは別の、我妻さんの劇画調も忘れられない作品です。

『タイガーマスク二世』オープニング 動画
言わずと知れたアニメ『タイガーマスク』の続編です。前作では、主人公の伊達直人は原作では死んでしまいましたが、アニメではマスクを剥がされて海外へと渡航しました。
その伊達直人が援助していた孤児院出身である、亜久竜夫が主人公です。
彼がアントニオ猪木率いる新日本プロレスに加入し、全世界のプロレス界の覇権を狙う宇宙プロレス連盟に対して戦うというストーリーでした。
同時期に、新日本プロレスにも実際にタイガーマスクが登場し、超人的な動きとキレのいい技で大ブームを巻き起こしました。
放映は月曜夜7時からでしたので、アニメファンは同時間帯の『あしたのジョー2』を観ていた人が多かったようです。
同じ梶原さん原作の作品が同時間帯になったのも、珍しいことでした。
製作は、前作同様に東映動画です。キャラクターデザインは、前作にも参加した我妻宏さんです。原作マンガよりリアルなキャラクターで、アメコミのようなシャープな絵が印象的でした。
竜夫は、スポーツ紙の記者という設定で、普段のデスクや女性カメラマンのみどりさんとのやりとりは楽しいものでした。途中で、テコ入れの意味もあったのか、読売巨人軍の長島茂雄さんが竜夫をノックで特訓するエピソードもありました。
この年4月にスタートした東映動画作品では、『Dr.スランプ アラレちゃん』、『新竹取物語 1000年女王』に続く三作目になります。
先行していた『一休さん』、『ハローサンディベル』、国際映画社から受託の『若草の四姉妹』、『めちゃっこドタコン』も合わせ、テレビシリーズ7作品同時進行の状況でした。
他にもテレビスペシャルや劇場版『さよなら銀河鉄道999』の制作にも入っており、いくら大手スタジオとはいえ業量としてはオーバー気味だったはずです。
総作画監督として我妻宏さん。作画監督には野田卓雄さんや小泉謙三さん、堀川留子さん、岸義之さんたちが参加していました。原画に金田伊功さんが参加した回もありましたが、海外作画の回も結構ありました。ここにも、多作品同時制作の影響があったかもしれません。
個人的には、せっかくの我妻さんのシャープな劇画調キャラでしたので、もう少し色調を抑え目にして、キャラクターに入る影の色も落とし渋くまとめて欲しいとは思っていました。
第一作での木村圭市郎さんとは別の、我妻さんの劇画調も忘れられない作品です。

『タイガーマスク二世』オープニング 動画
- 関連記事
-
- アニメ『ルパン対ホームズ』 祝 40周年
- 菊池俊輔さんに感謝
- 『タイガーマスク二世』 祝 放映40周年
- 『新竹取物語 1000年女王』 祝 放映40周年
- 久松文雄さんに感謝