タツノコプロ出身のイタリア人アーティスト③
- 2015/02/15
- 08:42
ロベルト・フェラーリさんは、当時鷹の台のタツノコプロスタジオの近所に、アパートを借りていました。
言葉はもちろん、まったく生活習慣の違う日本でも、絵描きとして前向きに仕事に向かっていたのです。
新作もなかなか決まらない不遇の時代でしたが、決して腐るようなことはありませんでした。スタジオにお邪魔した際も、ロベルトさんが真剣にプロレス雑誌を模写し、筋肉の描き方を研究している姿を見かけたことがあります。
実は、荒木伸吾さんの絵も大好きで、荒木プロにも入りたかったそうです。ですが、残念ながらその時には荒木プロに空いている机がないということで、諦めたとも聞きました。
荒木さんの絵もお好きだったと聞き、描かれる女性キャラクターのポーズや表情などの繊細な表現の元が分かるような気もしました。
まだタツノコプロのスタジオが鷹の台にあった頃、何度かスタジオで作業中のロベルトさんにお会いしました。
昔のタツノコヒーロー作品がお好きだと聞いていましたので、おみやげに、昔集めていた和泉の『ガッチャマン』の放映当時のミニカードを持って行きました。
それを手に取るととても嬉しそうに、「この絵は、吉田竜夫さんですね」、「こちらは、宮本貞雄さんの修正が入ってる」と小さなサイズのミニカードの絵柄からも的確に見抜き、さすがはプロフェッショナルと、感心したことを覚えています。(つづく)

ホッパープロから発売されていた、ロベルトさんの描き下ろしポストカード
ほかにも宮本貞雄さん、中村光毅さん、なかむらたかしさん、河井ノアさん、笹川ひろしさんたちなど往年のスタッフが
描いてくれており、ファンにはたまらないアイテムでした
言葉はもちろん、まったく生活習慣の違う日本でも、絵描きとして前向きに仕事に向かっていたのです。
新作もなかなか決まらない不遇の時代でしたが、決して腐るようなことはありませんでした。スタジオにお邪魔した際も、ロベルトさんが真剣にプロレス雑誌を模写し、筋肉の描き方を研究している姿を見かけたことがあります。
実は、荒木伸吾さんの絵も大好きで、荒木プロにも入りたかったそうです。ですが、残念ながらその時には荒木プロに空いている机がないということで、諦めたとも聞きました。
荒木さんの絵もお好きだったと聞き、描かれる女性キャラクターのポーズや表情などの繊細な表現の元が分かるような気もしました。
まだタツノコプロのスタジオが鷹の台にあった頃、何度かスタジオで作業中のロベルトさんにお会いしました。
昔のタツノコヒーロー作品がお好きだと聞いていましたので、おみやげに、昔集めていた和泉の『ガッチャマン』の放映当時のミニカードを持って行きました。
それを手に取るととても嬉しそうに、「この絵は、吉田竜夫さんですね」、「こちらは、宮本貞雄さんの修正が入ってる」と小さなサイズのミニカードの絵柄からも的確に見抜き、さすがはプロフェッショナルと、感心したことを覚えています。(つづく)

ホッパープロから発売されていた、ロベルトさんの描き下ろしポストカード
ほかにも宮本貞雄さん、中村光毅さん、なかむらたかしさん、河井ノアさん、笹川ひろしさんたちなど往年のスタッフが
描いてくれており、ファンにはたまらないアイテムでした
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