篠田章さんインタビュー掲載『まんだらけZENBU』105号
- 2021/08/07
- 06:30
『まんだらけZENBU 105号』が、今月発売されました。
特集は、消防・救急車両の玩具です。今回は、73ページに渡って消防車やはしご車、救急車など、古今東西の自動車トイが勢ぞろいしています。
巻頭に掲載されたホース付きハシゴ消防車は、以前北原照久さんが著書で幻の消防自動車として紹介したものです。『三丁目の夕日』で知られる西岸良平さんも、北原さんとの対談で幼少時に持っていたと明かしておられたとのこと。マニアは探している品ではないでしょうか。
個人的には、ロボットソフビの中特集が注目でした。
1970年代から80年代に放映されたロボットアニメのソフビ特集です。『大空魔竜ガイキング』や『未来ロボ ダルタニアス』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『UFO戦士 ダイアポロン』、『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスター』などが、パッケージのまま掲載されています。
当時、超合金は高価だったので、私が持っていたのはソフビ人形でした。ソフビが何体もセットになったブリスターパックも、街の玩具店や観光地のおみやげ屋さんでも見かけましたが、当然眩しく見上げるだけでした。この特集で、そんな頃を思い出しました。
「アニメーションインタビュー」は、アニメーターの篠田章さんです。『超人戦隊バラタック』や、『グランプリの鷹』、『キャプテンフューチャー』など、東映動画作品の作画監督としておなじみの篠田さんですが、元々は落合正宗さんの落合プロのご出身です。
その後、森下圭介さん主宰の風プロで、『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』、『UFOロボ グレンダイザー』などに、原画として参加されます。
実はマンガ家志望でもあったそうで、持ち込みされた原稿が『少年チャンピオン』の別冊に掲載されたこともあるそうです。
風プロから独立後はフリーとして、数々の東映動画作品にたずさわってこられました。80年代は、『GIジョー』や『XMEN』、『トランスフォーマー』など東映動画の海外合作の作監をメインに、活躍されました。この時期、日本サンライズの『戦闘メカ ザブングル』や『聖戦士ダンバイン』などでも、作画監督を担当しておられます。
『ハニーハニーのすてきな冒険』や『めちゃっこドタコン』、『魔境伝説アクロバンチ』など、国際映画社作品にも、多数参加しておられますが、これはやはり東映動画からの発注だったそうです。
篠田さんといえば、もちろん『キン肉マン』も忘れられません。
最近まで『MAJOR』や『忍たま乱太郎』、『鬼滅の刃』にも原画として参加しておられた篠田さんがお話くださった、これまでの歩みは大変興味深いものでした。

『まんだらけZENBU 105号』(まんだらけ出版部刊)
巻末からの、マイナーな貸本劇画誌によるアンソロジー特集も、
しっかりと現物に当たった研究で読み応えがありました。
特集は、消防・救急車両の玩具です。今回は、73ページに渡って消防車やはしご車、救急車など、古今東西の自動車トイが勢ぞろいしています。
巻頭に掲載されたホース付きハシゴ消防車は、以前北原照久さんが著書で幻の消防自動車として紹介したものです。『三丁目の夕日』で知られる西岸良平さんも、北原さんとの対談で幼少時に持っていたと明かしておられたとのこと。マニアは探している品ではないでしょうか。
個人的には、ロボットソフビの中特集が注目でした。
1970年代から80年代に放映されたロボットアニメのソフビ特集です。『大空魔竜ガイキング』や『未来ロボ ダルタニアス』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『UFO戦士 ダイアポロン』、『ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスター』などが、パッケージのまま掲載されています。
当時、超合金は高価だったので、私が持っていたのはソフビ人形でした。ソフビが何体もセットになったブリスターパックも、街の玩具店や観光地のおみやげ屋さんでも見かけましたが、当然眩しく見上げるだけでした。この特集で、そんな頃を思い出しました。
「アニメーションインタビュー」は、アニメーターの篠田章さんです。『超人戦隊バラタック』や、『グランプリの鷹』、『キャプテンフューチャー』など、東映動画作品の作画監督としておなじみの篠田さんですが、元々は落合正宗さんの落合プロのご出身です。
その後、森下圭介さん主宰の風プロで、『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』、『UFOロボ グレンダイザー』などに、原画として参加されます。
実はマンガ家志望でもあったそうで、持ち込みされた原稿が『少年チャンピオン』の別冊に掲載されたこともあるそうです。
風プロから独立後はフリーとして、数々の東映動画作品にたずさわってこられました。80年代は、『GIジョー』や『XMEN』、『トランスフォーマー』など東映動画の海外合作の作監をメインに、活躍されました。この時期、日本サンライズの『戦闘メカ ザブングル』や『聖戦士ダンバイン』などでも、作画監督を担当しておられます。
『ハニーハニーのすてきな冒険』や『めちゃっこドタコン』、『魔境伝説アクロバンチ』など、国際映画社作品にも、多数参加しておられますが、これはやはり東映動画からの発注だったそうです。
篠田さんといえば、もちろん『キン肉マン』も忘れられません。
最近まで『MAJOR』や『忍たま乱太郎』、『鬼滅の刃』にも原画として参加しておられた篠田さんがお話くださった、これまでの歩みは大変興味深いものでした。

『まんだらけZENBU 105号』(まんだらけ出版部刊)
巻末からの、マイナーな貸本劇画誌によるアンソロジー特集も、
しっかりと現物に当たった研究で読み応えがありました。
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