新刊『ひこねのりお キャラクターあれこれ図鑑』
- 2021/10/17
- 06:30
「カールおじさん」や、「きのこの山たけのこの里」のたぬきたち、かえるの「ケロ太」などなど、CMやお菓子のパッケージなどでおなじみの、ひこねのりおさんの新刊が出ました。
『ひこねのりお キャラクターあれこれ図鑑』で、平凡社「コロナブックス」からの新刊です。
ひこねさんがこれまで描き出してこられたカールおじさんや、「ペンギンズメモリー」のペンギン、「タコハイ」のタコ、コスモミニベア、そして『パニポニ』など、名キャラクターたちがカラーで紹介される楽しい一冊です。
チャーミングでどことなくとぼけた雰囲気のキャラクターを描かれるひこねさんですが、元々は東映動画長編のアニメーターとしてそのキャリアをスタートされました。
本書は『キャラクターあれこれ図鑑』というタイトルですが、実は単なるキャラクターの図鑑だけにとどまりません。
ひこねさんの半生も、「ひこねのりおクロニクル」として各章に挿入されているのです。
絵やマンガがお好きだった子ども時代。そして大学卒業後、東映動画にアニメーターとして入社し長編『わんぱく王子の大蛇退治』などに参加。『ジャングル大帝』の劇場版企画時に虫プロへ移籍。その後フリーになられ、『どうぶつ宝島』でも原画を描かれました。
また、NHK「みんなのうた」では「赤鬼と青鬼のタンゴ」や「ポンタ物語」、そしてCMなども多数手掛けられ、イラストレーターとしても活躍されるのです。
このページには、小学生時代に描いていたというお手製の漫画単行本や、大学時代描かれた演劇研究会のポスター。森やすじさんが媒酌人だった結婚式(ひこねさんカッコいいです)。アニメーター時代から幼児雑誌に寄稿していたイラストなど、貴重な画像も掲載されています。
巻末には、東映動画のご同窓でもある小田部羊一さんとの対談も掲載されています。
ひこねさんは、お会いすると作品どおりのおっとりと優しい雰囲気の方ですが、この作風はそもそものひこねさんの世界だっただけでなく、やはり創作に対しての真摯な姿勢があったからこそということも改めて分かりました。
ほかにも、ひこねさんとのご縁の深い鈴木伸一さんや古川タクさん、児玉喬夫さん、榎本了壱さん、そして松田聖子さんなどの方々も寄稿されています。
個人的には、珍しいマンガ作品『クックとマギー』のしかもカバレロくん登場の回が収録されているのも、うれしいことでした。
優しくとぼけていて、どこかほっとさせてくれるキャラクターたちとの再会とともに、ご自身の道を一貫して歩んでこられたひこねさんの歴史も知ることが出来るオススメの一冊です。

『ひこねのりお キャラクターあれこれ図鑑』平凡社刊
『ひこねのりお キャラクターあれこれ図鑑』で、平凡社「コロナブックス」からの新刊です。
ひこねさんがこれまで描き出してこられたカールおじさんや、「ペンギンズメモリー」のペンギン、「タコハイ」のタコ、コスモミニベア、そして『パニポニ』など、名キャラクターたちがカラーで紹介される楽しい一冊です。
チャーミングでどことなくとぼけた雰囲気のキャラクターを描かれるひこねさんですが、元々は東映動画長編のアニメーターとしてそのキャリアをスタートされました。
本書は『キャラクターあれこれ図鑑』というタイトルですが、実は単なるキャラクターの図鑑だけにとどまりません。
ひこねさんの半生も、「ひこねのりおクロニクル」として各章に挿入されているのです。
絵やマンガがお好きだった子ども時代。そして大学卒業後、東映動画にアニメーターとして入社し長編『わんぱく王子の大蛇退治』などに参加。『ジャングル大帝』の劇場版企画時に虫プロへ移籍。その後フリーになられ、『どうぶつ宝島』でも原画を描かれました。
また、NHK「みんなのうた」では「赤鬼と青鬼のタンゴ」や「ポンタ物語」、そしてCMなども多数手掛けられ、イラストレーターとしても活躍されるのです。
このページには、小学生時代に描いていたというお手製の漫画単行本や、大学時代描かれた演劇研究会のポスター。森やすじさんが媒酌人だった結婚式(ひこねさんカッコいいです)。アニメーター時代から幼児雑誌に寄稿していたイラストなど、貴重な画像も掲載されています。
巻末には、東映動画のご同窓でもある小田部羊一さんとの対談も掲載されています。
ひこねさんは、お会いすると作品どおりのおっとりと優しい雰囲気の方ですが、この作風はそもそものひこねさんの世界だっただけでなく、やはり創作に対しての真摯な姿勢があったからこそということも改めて分かりました。
ほかにも、ひこねさんとのご縁の深い鈴木伸一さんや古川タクさん、児玉喬夫さん、榎本了壱さん、そして松田聖子さんなどの方々も寄稿されています。
個人的には、珍しいマンガ作品『クックとマギー』のしかもカバレロくん登場の回が収録されているのも、うれしいことでした。
優しくとぼけていて、どこかほっとさせてくれるキャラクターたちとの再会とともに、ご自身の道を一貫して歩んでこられたひこねさんの歴史も知ることが出来るオススメの一冊です。

『ひこねのりお キャラクターあれこれ図鑑』平凡社刊
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